GOLFES

見つかる、楽しむ、あなたのゴルフライフ。

Hitachi 3tours Championship 2015の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等

Licensed by gettyimages R

Hitachi 3tours Championship 2015

国内の3大ツアー対抗戦「Hitachi 3tours Championship 2015」が、12月13日(日)、千葉県成田市のグリッサンドゴルフクラブで行われました。
3571yd(JGTO)、3425yd(PGA)、3134yd(LPGA) 9Hole/Par37

【試合結果】
優勝チーム:女子チーム(LPGA)
ポイント:通算10ポイント (1st:3.0pt 2nd:7.0pt)

LPGAチームメンバー:イ・ボミ、テレサ・ルー、渡邉彩香(わたなべ あやか)、菊地絵理香(きくち えりか)、上田桃子(うえだ ももこ)、大山志保(おおやま しほ)

今大会の見所(ハイライト)

本大会は、2015年に活躍した男子(JGTO)、女子(LPGA)、シニア(PGA)の実力者たちが集結し、各ツアーのプライドをかけて、今年を締めくくる最後の闘いを繰り広げます。

毎年恒例となったこの大会。10周年の記念大会となった昨年は、LPGAが3年ぶり3度目の優勝を飾りました。果たして今年の栄冠は、どのチームに。

競技方法はダブルスのストロークプレー形式で、各チームからそれぞれ2名の選手、1組6名でプレーし、全6試合が行われます。

雨の中、午前(1stステージ)は、ベストボール方式。

2人1組の選手全員が、自分のボールをホールアウトするまでプレーして、いい方のスコアを採用します。1stステージの9ホールが終わった段階で、各組に1位:2ポイント、2位:1ポイント、3位:0ポイントが加算されます。

1組目、PGA崎山武志(さきやま たけし)が、1番でイーグル発進。幸先のよいスタートを切ります。

しかし、この組2位で迎えた池の絡む9番。先に打った室田淳(むろた きよし)の2打目は池へポチャリ。すると、次に打った崎山の2打目も、なんと池の中へ。
ここでダブルボギーとして、2アンダー。PGAチーム1組は3位で0ポイント。

LPGAチームが3アンダーの2位に浮上し、1ポイントをゲット。
JGTO武藤俊憲(むとう としのり)・片岡大育(かたおか だいすけ)組はコンスタントにスコアを積み重ね、5アンダー1位で2ポイントを先取します。

2組目は、バーディ合戦。LPGA上田・テレサ組が5アンダーで逃げ切り、1位。2ポイントをゲットして折り返します。

3組目、JGTO池田勇太(いけだ ゆうた)選手会長はバーディを量産。
しかしPGA渡辺司(わたなべ つかさ)・米山剛(よねやま つよし)組も踏ん張りで譲らず、両チームともに5アンダーで1.5ポイントずつ分け合います。

1stステージを終えて、
JGTO:3.5ポイント
PGA:2.5ポイント
LPGA:3ポイント

勝負の行方は最後までわからない、僅差で迎えた午後(2ndステージ)は、オルタネート方式。1stステージと同じ9ホールを対決します。

2人1組のペアが1つのボールを交互に打ち、そのホールのスコアをそのままチームのスコアとして採用。

2ndステージでは、9ホールが終わった段階で、各組に1位:3ポイント、2位:2ポイント、3位:1ポイントが加算されます。

1組目、6番でLPGA菊地がバーディを獲り2ストローク差に広げるものの、JGTOチームもバーディ。続く7番で、松村道央(まつむら みちお)が長いバーディパットを決め、8番まで3連続バーディなどで流れに乗ります。

PGA田村尚之(たむら なおゆき)・平石武則(ひらいし たけのり)組は終盤までスコアを伸ばしきれず、JGTO優勢に最終ホールを迎えます。

ところが最終9番。JGTOチームの2打目は、池の中へ。ショットの冴えるLPGA渡邉は、2打目をグリーンに乗せてきます。

つなぐ菊地は、7メートルの勝負をかけたバーディパット、フックラインを見事読み切り、思いきり打ってナイスバーディ!4アンダーでLPGAが3ポイントを先制して、JGTOチームを大逆転します。

JGTO:5.5ポイント、PGA:3.5ポイント、LPGA:6ポイントとして、後続組を待ちます。

2組目、3チームともにイーブンで迎えた、6番パー5。
距離感、方向性共に冴えわたるLPGAテレサがバーディを獲って頭一つ抜け出しますが、JGTOも意地を見せ2打目を2オン、岩田寛(いわた ひろし)がイーグルパットを決めます。

続く7番パー3では全チームナイスオンするも、LPGAのチームワークが光り、2連続バーディを奪取してJGTOに並びます。

そして最終9番。なんとJGTOはこの組も、2打目を池にポチャリ。ダブルボギーでスコアをイーブンまで落としてしまい、パーでしのいだPGAチームが1アンダー2位。LPGAチームが2アンダーで1位を獲りました。

各チームのポイントを加算すると、JGTO:6.5ポイント、PGA:5.5ポイント、LPGA:9ポイント。この時点で、3組目のホールアウトを待たずして、LPGAチームの2年連続優勝が決まります。

3組目、JGTO池田のパワフルかつピタリと寄せる正確なショット、片岡が絶妙なパッティングで魅せ、グリーン周りでのレベル高さを見せつけて、終始優位に展開します。

PGAは1番から2連続バーディを獲るも勢いつかず、LPGAは1番、7番と大山がバーディパットを決めるも盛り返しきれません。

最終9番、LPGA大山の2打目はグリーンオーバー、ボミのアプローチはピンに寄せきれず、ボギーでフィニッシュ。

JGTO、PGAは、両者ともに2打目をピンにつけるスーパーショットで会場を沸かせます。このバーディチャンスは、両者ともにラインを外しパー。3アンダーとしたJGTOチームの勝利が決まります。

最終組のポイントを加算して、総合ポイントは
JGTO:9.5ポイント
PGA:7.5ポイント
LPGA:10ポイント

LPGAチームは、2位のJGTOチームにわずか0.5ポイント差をつけ、2年連続4度目の優勝。最終9番で魅せたドラマは、ギャラリーのみならずテレビ観戦している視聴者にも、歓喜をもたらしてくれたと思います。

前週の「THE QUEENS presented by KOWA」でも渡邉とペアを組んだ菊地は、今週も相性抜群にノーボギーのラウンドを展開。男子選手にプレッシャーを与えつつ、持ち前の粘り強さを発揮して、最後は鮮やかなパッティングを決め、MVPに輝きました。

今年を締め括る大勝負。男子ツアー選手の技術の高さやパワフルさ、シニアツアー選手の経験値の高さと懐の深さを感じつつ、女子ツアー選手の勢い、前週に続いて団体戦での絶対的な強さ、団結力とチームワーク、男子選手の技術を間近で見ながら吸収する柔軟さを、垣間見せてくれました。

チームワークが上手くいくことは、相手を一番に思いやることからといえます。ゴルフで重視されるマナー、心配りや気遣いといったことが、選手たちに刷り込まれているということではないでしょうか。

この優勝でモチベーションを維持し、来季さらにレベルアップした女子ツアーの闘いが見られることを、楽しみにしています。

関連記事