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最先端のゴルフスイングは野球のバッティングと同じ!?

巨人・阿部慎之介がホームランを打つコツをバットスイングをしながら説明していた時でした。左打者の阿部は右打ちのゴルファーとまったく反対、右足を投手側にして構えます。いわゆるゴルフでのレフティーです。

投手の投球フォームにタイミングを合わせるようにバッティングの構えから右足を軽く挙げ、投球とほぼ同時に右足をステップさせてバットスイングをします。この時、バットのダウンスイングと一緒に腰が左から右方向へ回転していきます。そしてバットがボールを捕らえる瞬間、まさにゴルフで言うインパクトの時、阿部選手は「右側に回っていった腰を逆の左側に回す」と表現しました。

腰の回転を逆転させる動きをすることで、「バットのヘッドスピードが増して、打球が飛ぶ」と言いました。この打法を巨人の原辰徳前監督は「ツイスト打法」と呼ぶのです。

腰のブロックがヘッドスピードを増す

実際、短い時間で終了する野球のバッティングで、右側に回転していた腰が一瞬でも左側に回転することは不可能でしょう。

阿部選手の意識として「左側への回転」は右側への回転を止める感覚を伝える言葉のようです。回転を腰がブロックするように動き、そこで発生する捻りが、腕、バットのヘッドのスピードを増速させているのです。

もちろん、野球は投手の投げる球は直球ばかりではなく、曲がる、落ちるなどの変化球にも対応するので、いつも腰のブロックが可能ではありません。会心のホームランを打った時、ボールが良く飛んだ、と思った時の阿部選手の感覚が、「左側への回転」との言葉になったのでしょう。

ゴルフでも腰をブロックさせる飛ばすスイング

ゴルフ界もドライバーで300ヤード以上飛ばす選手が次々現れています。その代表的な選手にロリー・マキロイ、ジャスティン・トーマスらがいます。

かつてバックスイングからダウンスイングに移行する際、右足にかけていた重心を左足に移す体重移動でボールを飛ばすスイングが流行りました。彼らは今、さらに新しい飛ばすスイングに取り組んでいます。

ダウンスイングと同時に腰が左側に回転して行き、右足寄りだった重心が左足方向へ移る瞬間、アドレスで少し曲げられていた左膝がまっすぐ伸びて、腰の左側への動きをブロックします。これを「ツイスト打法」と呼ぶ人もいます。そのため、クラブヘッドのスピードが上がるのです。

ロリー・マキロイのアイアンショットを見ても、フィニッシュにかけて左膝がまっすぐになるのが分かります。左膝が伸びてもヘッドアップにはなりません。

日本では松山英樹選手がこのスイングを実施しており、300ヤード超えショットを連発しています。

松山選手の動画を見ると、アドレスでの左膝の屈伸度合いがバックスイングでさらに深くなり、インパクトからフィニッシュで左膝がまっすぐに伸びるのが分かります。より左足のパワーを意識して、クラブヘッドを増速させています。

より速いヘッドスピードを目指して

巨人・阿部選手もトッププロゴルファーも、ヘッドスピードを早くするために、バッティング、スイングの中で腰を使うことで、飛距離を伸ばす試みをしています。

野球ではホームランの量産、ゴルフでは楽々の300ヤード超えドライバーショット。もちろん鍛え上げられたトップアスリートの筋肉によって生まれたパワーはアマチュアでは真似できるものではありません。

それでもアマチュアも飛距離を伸ばすスイングとして、腰のブロック、ツイスト打法をトライするのは価値がありそうです。

本気でヘッドスピードUPを目指すなら、専用の練習グッズを使ってみて!

自宅で手軽に使えて、適度に上体の筋肉も鍛えたい。場合によっては時には鏡を見ながら、スイングプレーンも確認したい。

そういった方には広田ゴルフ社の「ロジャーキング」がおすすめです。

この練習器具の最大の魅力は自宅の書斎など限られた小さな空間でもフェースの「面」を意識した素振り練習を行えること。

好きな映画やテレビ、レッスンDVDを見ながら、ちょっと気になった時にはスイングをチェックしたい。

そんな時に大活躍してくれるツールです。

ロジャーキングのような器具はすでに保有しているが、もっとジムのような本格的な抵抗を感じられる素振りトレーニングに挑みたい。

そういった方は、自宅でも使えるタバタ社の「藤田コアスイング」を試してみて下さい。

いわゆる羽根つきタイプの素振り練習器具ですが、コンパクトに「羽」が畳める商品はタバタ社の「藤田コアスイング」だけです。

プロも納得の確かな空気抵抗を感じながら、足腰もしっかり使ってスイングするという感覚が身に着くとても良いツールです。

練習場やコースでの使用がメインということであれば、ライト社の「パワフルスイング」特にイチオシです。

昔からある練習器具ということでプロや上級者にも愛用者が多く、彼ら(彼女ら)は冬のオフトレなど走り込みとセットでこの器具をよく使用しているそうです。

先端がバット形状になっているので、メーカーは推奨していないようですが実際にボールも打てます。

重すぎる器具やもっとお手軽なトレーニングが目的ということであれば、ダイヤゴルフ社の「スイングウェイト」がおすすめです。

このツールを使えば、シャフトに巻き付けるだけで手元で感じるヘッドの重さが倍になります。

バックにも手軽に入れられて、持ち運びもラクラクなのでちょっとしたウォーミングアップ素振りにとても便利です。

同様のツールはこれまでヘッドの先に取り付けるタイプが多かったのですが、この商品はスイング中におもりが手元に落ちてくることもないので安心して使用できます。

興味があるという方はぜひ色々と試してみて下さい!

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