タイプ別おすすめゴルフレーザー距離計ランキング 人気モデルを徹底使い倒し
ゴルフェス編集部スタッフが、最新のゴルフレーザー距離計の人気モデルを実際のラウンドで比較使用して、特徴や⾧所、短所を詳細にレポートします。 また、アベレージからアスリート、シニアまでさまざまなタイプのゴルファーにお勧めのモデルをランキングしました。あなたに合うゴルフレーザー距離計はこれだ!!
人気モデルをラウンドテスト!ゴルフェス記者が徹底辛口評価!
タイプ別おすすめレーザー距離計ランキング
目次
- 人気モデルをラウンドテスト!ゴルフェス記者が徹底辛口評価! タイプ別おすすめレーザー距離計ランキング
- ブッシュネル ピンシーカー プロ XE ジョルト
- ファインキャディ J300
- レーザーアキュラシーPINPOINT PE1000
- ニコン LITE STABILIZED
- レーザーアキュラシーPINPOINT SLOPE-2
- TecTecTec MINI
- 【タイプ別おすすめレーザー距離計ランキング】
- アベレージゴルファー(予算 2~4万円)に最適ランキング
- アベレージゴルファー(予算 2 万円以下)に最適ランキング
- アスリートゴルファーに最適ランキング
- シニアゴルファーに最適ランキング
- ジュニアゴルファーに最適ランキング
- レディースゴルファーに最適ランキング
人気モデルをラウンドテスト!ゴルフェス記者が徹底辛口評価! タイプ別おすすめレーザー距離計ランキング
ブッシュネル ピンシーカー プロ XE ジョルト
ブッシュネル ピンシーカー プロ XE ジョルト
USPGA で使用率 No.1 を誇るゴルフレーザー距離計のリーディングブランドの最上位モデル。最大計測距離 1300 ヤード、7 倍レンズ。バイブレーションとファインダー内の赤いリングでピン計測を知らせるダブルジョルト機能、スロープ機能に加えて気温、高度も加味した打つべき推奨距離を表示するエレメント機能、直線距離モードとスロープモードを切り替えるスロープスイッチ機能を装備するほか、本体側面に強力マグネットを内蔵。完全防水、衝撃吸収ボディ。実売価格 48,000 円~
【編集部 A 記者】ブッシュネルのこの製品はよくなりましたね。なにより、計測が早くなりましたね。
【編集部 B 記者】そう、ブッシュネルのいままでのモデルはどれも計測スピードが遅かったし、ピンフラッグを計測するのも 200 ヤード近くなると怪しくなっていたけど、このプロ XE ジョルトは、200 ヤード以上も素早く計測できますよね。それに、ファインダーの外側のリングが赤く光るのと、バイブレーション(ジョルト)が同時にピンフラッグをとらえたことを知らせてくれるダブルジョルトはとてもわかりやすい。
【編集部 C 記者】昨年のゴルフェスのレーザー距離計の特集記事でも 2 位に選ばれました。性能的には、レーザーアキュラシーPINPOINT とともに、他社のモデルを圧倒していましたね。6 本のピンフラッグを連続計測して、プロ XE ジョルトは 19 秒で計測できたけど、ニコンやノンブランドのほとんどの製品は 40 秒から 1 分半かかっていましたからね。この差は大きい。『こんなに違う!計測テストで真の実力が判明! ゴルフェス編集部がガチ徹底比較 2020-2021』
【B 記者】僕は⾧くツアーV3 ジョルトを使っていたんですけど、計測ボタンを押してから 1 秒以上後に計測値がでる感じだったし、風のない日はピンフラッグ計測をするのに苦労していましたけど、このプロ XE ジョルトは風がないピンフラッグ計測もほぼ確実にできるようになったし、計測スピードも速くなりましたよ。(編集部注記 ツアーV3 ジョルト 2014 年発売、プロ XE ジョルト 2019 年発売)
【A 記者】従来のブッシュネルは遅かったけど、ニコン COOLSHOT やレーザーアキュラシーPINPOINTはもともと 0.3 秒とか 0.5 秒で計測できることを売りにしていたから、プロ XE ジョルトでやっと追いついたってことだね。
【C 記者】計測性能はよくなっていますが、ボディは相変わらず大きくて重いですね。強力マグネットが入っていて、衝撃吸収・完全防水のボディなので 315g とずっしり重いです。小型のレーザー距離計は 150g前後のものも増えているのでその倍の重さ。最近はレーザー距離計をケースに入れずに、尻ポケットに入れて使うプレーヤーが増えているけど、ブッシュネルはそれができないですね。キャディが持ち運びしてくれるツアープロは大きさや重さなんて気にならないだろうけどね(笑)
【B記者】そう私も尻ポケットに入れてます。すぐ取り出せるし、ケースに入れるよりかっこいいかなと。でもポケットの中の存在感があり過ぎるレーザー距離計はそれできないですよね。ところで、このモデル以外にもブッシュネルにはほとんど、BITE マグネットマウントという強力マグネットが内蔵されているけど、これって必要ですか?私は使い道がよくわからない。
【A 記者】レーザーアキュラシーPINPOINT の M シリーズにも強力マグネットが内蔵されているよね。アメリカのゴルフコースでは、ゴルフカートを一人で 1 台または 2 人で 1 台が普通で、フェアウェイにカート乗入れもできるコースも多いので、ゴルフカートにマグネットで接着できるというのはある程度メリットあるんだろうね。日本の都市圏のゴルフコースでは、4 人 1 組が原則でゴルフカートも共用だし、フェアウェイ乗り入れできるところはあまりないので使い道が少ないけれど。
【C 記者】リゾートコースやフェアウェイ乗入れ可能なコースがマイコースの人にはお勧めですね。エレメント機能はどうなんでしょう。他社製品にはない気温や気圧も打つべき距離の算出に考慮してくれるということですが。
【A 記者】これはよくわからないな。高原コースや雨のときにこれがあって良かったという印象はあまりないかな。
【B 記者】なかなか実感しにくいですよね。
【C 記者】ブッシュネルって、どのモデルも打つべき推奨距離は表示されるけど、実際の高低差が計測できないのが不便だと思うのですけど。
【A 記者】そうだよね。実際に何ヤード打ち上げなのかがわからない。角度が±何度って表示されるのだけど、角度がわかってもどう判断すべきかわからない。ここは改善してほしいね。
【C 記者】総合的にみると、レーザー距離計としては必要な性能を十分備えているモデルと言えます。大きくて重いところは好みがわかれるというところですかね。
ファインキャディ J300
ファインキャディ J300
カーナビに実績ある韓国ブランドのレーザー距離計ファインキャディ。最大計測距離 1000m、6 倍レンズ。一般測定 0.1 秒の測定速度。ピンファインダー測定と一般測定を振動で区別するスマート振動アラーム。ピンフラッグを計測するピンファインダー機能。高低差を加味した補正距離を表示するスロープモード。2 年保証。USB 端子で充電。実売価格22,500 円~
【編集部 A 記者】この J300、去年あたりからネット通販でよく売れているらしいですよ。
【編集部 B 記者】確かに、YouTube やインスタでよく見かけます。インフルエンサーを使って積極的にPR しているのですね。前モデルの J100 が 2020 年発売、この J300 が 2021 年発売とまだ日本では新しい部類ですね。
【編集部 C 記者】日本ではまだ歴史が浅いけど、韓国での実績があるから、ゴルフ距離計としての基本性能はまずまずですね。
【A 記者】最大計測距離 1000m、計測単位が 1 ヤード単位であることなどのスペックでみると、主要メーカーの下位グレードのレベルだね。スペックの割に実売価格は 22,000 円前後とやや高め。
【B 記者】J300 のいいところは、なんといっても外観と小型軽量のところですね。女性でも扱いやすいサイズで、ポケットに入れても気にならない。ファインキャディだけでなく、ボイスキャディやキャディトークといった韓国ブランドはどれも小型で軽量ですね。大きくてごついのが好きなアメリカ人の感覚より、日本人の感覚に近いですね。シンプルでレザー調を取り入れたデザインは他社メーカーにないですよね。
【C 記者】ブッシュネルのスロープ L7 ジョルトは、本革でかっこいいけれど重くてごつい(笑)。このJ300 はフェイクレザーだけど小さくて、軽いからこちらの方が実用的。色もブラウンとホワイトから選べるところがいい。ルール適合のノンスロープモードでは本体上部の LED が点灯してくれます。ただ周囲の人には見えにくい位置なので本人が確認するためという感じでしょうか。ところで、この距離計の一番の売りの計測スピードについてはどうでしょう?
【B 記者】確かに、計測ボタンを押したらすぐに計測結果が表示されますね。ただ、0.1 秒ということですが、他メーカーも 0.3 秒で表示するものも多いので、実感として早く計測できるという感覚はあまりありません。むしろ、ピンフラッグ計測については、高スペックなブッシュネルのプロ XE ジョルトやレーザーアキュラシーPINPOINT の SLOPE-1 などの方が早く計測できる実感がありますね。特に距離が⾧くなるほどその傾向は強まります。
【A 記者】J300 は、ピンフラッグを計測した時には 2 回短く振動して、ピンフラッグ以外を計測した時には 1 回⾧めに振動するスマート振動アラームがあります。ブッシュネルなどのバイブレーションはピンフラッグを計測した時だけ振動する為、どちらも振動するととまどいますね。バイブレーションはピンフラッグを計測した時だけの方が良いように思います。
【C 記者】J300の上位モデルの J1000 は、スペックは同じだけど、ファインダー内の液晶がカラーのOLED になりますね。
【A 記者】好みかもしれないけど僕はモノクロ液晶の方が安定して読み取りやすいから、カラー液晶のために 1 万円プラスする必要性は感じないな。カラー液晶は天気のいい明るい日は見にくいからね。
【B 記者】そうですね、冬ゴルフで日没間近のときは、カラー液晶は見やすいけど、そういう状況より普段の見やすさを考えると、モノクロの方がいい。カラーとモノクロの切り替えができるのがベストですかね。
【C 記者】自分は J300の液晶表示はシンプルで気に入っています。数値なども太目の線ではっきり読み取りやすいです。エントリーモデルとしては十分ですね。あと、ファインキャディは、充電式であるのも特徴です。
【A 記者】充電式というと便利なような気がするけど、実際は電池式のレーザー距離計はどのメーカーも電池交換は数年に 1 回で大丈夫。僕も 2 年以上電池交換していない。GPS ナビはラウンドごとに電池
残量を気にするけど、レーザー距離計は使用電力がとても少ないからね。むしろ充電式の場合は、電池の寿命がきたら本体も使えなくなってしまうのが心配だね。
【C 記者】総合的にみると、軽量、小型でシンプルな計測表示が特徴の J300 は、女性やアベレージ向きというところでしょうか。
レーザーアキュラシーPINPOINT PE1000
レーザーアキュラシーPINPOINT PE1000
ゴルフレーザー距離計の多数の名器をラインナップする専門ブランド、レーザーアキュラシーPINPOINT の普及モデル。最大計測距離 1000 ヤード、光学 6 倍レンズ。普及モデルながら、ピンシーク機能、ロックオン機能、バイブレーション機能、ルール適合モードと高低差モードの切替スイッチ、モノクロ・カラー液晶切替機能など他メーカーの上位モデルの機能を満載。さらに、ボタンを短く押すだけでピンフラッグ計測が簡単にできるイージーショット機能を初搭載。実売価格 16,500 円~
【C 記者】今回のモデルの中で自分が最も注目しているのがこの PE1000 です。とにかく、イージーショット機能がすごいです。
【A 記者】ゴルフ用の距離計は、大きな対象物を計測するときは計測ボタンを短く押すだけで計測できますが、ピンフラッグを計測するときは計測ボタンを⾧押しするのが一般的です。⾧押ししたままピンフラッグの背景の対象物を計測した後に、ピンフラッグを計測するとバイブレーションなどで知らせてくれる仕組みですよね。ピンフラッグはとても細いのでピンフラッグを一発で計測することは難しいので⾧押しして背景とピンフラッグを計測して最も近い対象物がピンフラッグであると認識する必要があるからです。でもこの PE1000 は、ピンフラッグに向けて短く押すだけでピンフラッグまでの距離が計測できてしまいます。
【B 記者】一般的なレーザー距離計でピンフラッグに向けて短くボタンを押した場合、なかなかピンフラッグに正確にあてることができずに、何度も計測ボタンを押す必要がありますよね。レーザー距離計の使い方を知らない人はそうやって計測しているので計測に時間がかかるんですよね。ピンフラッグを測るときは、ピンシーキング機能(メーカーごとに機能名は異なる)を使うと簡単にピンフラッグ計測できるんだけど、この PE1000 は⾧押ししないで、ピンフラッグに向けて短く計測ボタンを押すだけでほぼ確実にピンフラッグまでの距離を計測してくれるのだからすごいですね。
【A 記者】PE1000 のイージーショット機能は、比較的短い距離に特に有効だね。手ブレを意識せずに計測できるので、手ブレでレーザー距離計をあきらめていたシニアゴルファーが PE1000 なら使いこなせるってとても好評らしいよ。知人の 80 歳の方が PE1000 を使って 18 ホールすべて快適に計測できたと喜んでました。
【B 記者】とにかくピンフラッグ計測が楽ですよね。ファインダー内の液晶の文字が太く読みやすいのも魅力です。短い距離が得意と言ってもニコンの手振れ補正で計測に手こずった 200 ヤード弱のショートホールでも、この PE1000 ではイージーショット機能で問題なく計測できるからほとんどのゴルファーにとって実用性は十分ですよね。ピンシークモードに切替えて、⾧押しで⾧距離も安定して測れるしね。
【C 記者】PE1000 の新しい機能としては、明るい日にも見やすいカラー液晶ですよね。モノクロとカラー液晶を切り替えられるだけでなくて、カラー液晶を使用していてもファインダー内が明るい場合は、自動的に液晶表示が濃くなって見やすくなります。
【A 記者】カラー液晶は明るいときには色が薄くなって判読しにくくなるのが欠点だったけど、これならその欠点は解消されるね。
【B 記者】PE1000 は新機能だけでなく、上位モデル並みの機能が装備されているよね。高低差機能とルール適合の直距離モードの切り替えスイッチ(ルール適合モードの LED ランプ点灯)がついているのはこの価格帯では珍しいし、ピンシーク機能、ロックオン機能、バイブレーション機能なども通常上位モデルに装備されている機能ですよね。
【A 記者】確かに、他社メーカーの上位モデルの機能が搭載されているうえに、新機能のイージーショット機能、独自のカラー液晶も付いて、16,500 円というのは驚きですね。
【C 記者】外観は、上位モデルの Professional シリーズや M シリーズのような高級感はないシンプルなデザインですね。ボディサイズも韓国ブランドのファインキャディなどに比べて少し大きめです。この辺がコストダウンのポイントでしょうかね。
【B 記者】レーザー距離計としては珍しく CR123A という電池を使用します。レーザー距離計の電池として一般的な CR2 より容量が大きいのですが、電池が大きいせいか PE1000 は電池の出し入れが少しやりにくい気がします。
【C 記者】総合的には、イージーショット機能のおかげでシニアや女性にも扱いやすいだけでなく、充実の機能で幅広いゴルファーに適したコスパ最高のモデルと言えますね。
ニコン LITE STABILIZED
ニコン LITE STABILIZED
カメラメーカーのニコンのレーザー距離計。最大計測距離 1200 ヤード、光学 6 倍レンズ。手ブレの 80%を低減する手振れ補正機能。ピンフラッグ計測を知らせる LOCKED ON 機能、傾斜計の不使用を知らせる直線モードサイン、眼鏡をかけたまま使用できるロングアイレリーフ。実売価格 34,560 円~
【A 記者】ニコンといえば、手ブレ補正機能だけど、これがゴルファーには評判が悪いね。レーザー距離計に慣れない人が、手ブレのせいでピンフラッグが計測できないと思い込んで手振れ補正機能のあるニコンを選ぶけど、実際ピンフラッグ計測は手振れ補正機能があるとピンフラッグにレーザーを向けるのに時間がかかってしまう。昨年のテストでも計測に時間がかかることがわかりました。『こんなに違う!計測テストで真の実力が判明! ゴルフェス編集部がガチ徹底比較 2020-2021』
【B 記者】細いピンフラッグにレーザーを向けようと細かくレーザーの向きを変えたいのだけど、手振れ補正機能のせいで思った向きにできなくてイライラしますよね。さきほども 200 ヤード弱のショートホールでピンフラッグを計測しようとするけど手ブレ補正のせいでなかなかピンフラッグに当てられなくて。以前のモデルより少し細かい動きができるようになってはいるけどもある程度距離があるとまだ計測に時間がかかります。私の周りでもニコンから他社に乗り換える人がたくさんいます。
【C 記者】最近はネットなどでそうした情報が知られるようなったので、ニコンは手振れ補正機能がなく、この LITE STABILIZED と近いスペックの 50i モデルというモデルを発売しましたね。
【A 記者】手ブレ補正機能以外は目新しい機能がないので、スペックもさほど高くないのでコスパは良いとは言えないね。
【B 記者】私はサングラスをしてプレーすることがあるので、ニコンのロングアイレリーフはありがたいです。
【A 記者】僕は眼鏡もサングラスも使用しないから、ロングアイレリーフはいらないね。ファインダーから目を離さないと見えないから余計手ブレしやすくなるし、ファインダーの中も小さく見える。6 倍レンズだけど実質的には 4 倍くらいのイメージかな。
【C 記者】カラー液晶は以前のモデルに比べるとかなり明るくなりましたね。これならよほど明るいところを見ない限り読み取れますね。
【B 記者】確かに明るくなったけど、赤い液晶だけでモノクロと切替ができないのは不満が残るね。
【A 記者】外観は日本人好みでいいんだけどね。ファインキャディなどの韓国ブランドと同様にコンパクトで軽量。手振れ補正のためにボディ前部が大きかった以前のモデルに比べてかなりコンパクトになったね。機械的に手ブレを補正するシステムを小型化したのかな。
【C 記者】モード切替はかなりシンプルになりましたね。いままではマニュアルをみてもどうやって使うか迷ってしまっていたけど、LITE STABILIZED はほとんどのレーザー距離計と同じように、直線モードと G モードの2つのモードになったので操作が簡単になりました。
【B 記者】そうなんだけど、以前は表示していた高低差が表示されなくなってしまったんだよ。やっぱり高低差の実数は知りたいよね。加減算距離(打つべき距離)がわかってもそれだけでは不安。
【C 記者】加減算距離から直線距離を引いたら高さはわかりますが計算するのが面倒ですよね(笑)
【A 記者】上位モデルの PROⅡ STABILIZED は、いまでも4つのモードがあるよ。直線距離を計測するには D モード、高さを計測するのは H モード、加減算距離を計測するには G モードに切り替えて何度も計測しないとならない。あと、PROⅡ STABILIZED はカラー液晶にグリーンのサークルが追加されて 2 色になる。ただし、モノクロとの切替はやはりないんだよね。
【C 記者】総合的にみると、ピンフラッグ計測が苦手な手ブレ補正機能の評価が低く、新しい機能を期待したいところですね。
レーザーアキュラシーPINPOINT SLOPE-2
レーザーアキュラシーPINPOINT SLOPE-2
名器を多数ラインナップするレーザーアキュラシーPINPOINT の最上位モデル。最大計測距離 2,000 ヤード、光学 8 倍。ゴルフレーザー距離計として最高スペックの SLOPE-1 の最大計測距離 1700 ヤードをさらに 300 ヤード伸ばした超高性能計測システムを搭載。ピンフラッグ計測性能もさらに向上。ピンフラッグ計測を知らせるロックオン機能、PLAY モードと PRACTICE(高低差対応)モード切替スイッチ。実売価格 82,280 円
【A 記者】この企画にギリギリ間にあった発売したての SLOPE-2。最大計測距離 2,000 ヤードと圧倒的な高性能の計測システムが搭載されているよ。
【B 記者】SLOPE-1 の最大計測距離 1700 ヤードに驚いていたけど、今度は 2,000 ヤード。どこまで行きますかね。でも最大計測距離が⾧ければ、計測が早くてスムーズなのは間違いないですものね。 同じメーカーの最大計測距離が違うモデルを使うとよくわかります。実際のプレーでは、200 ヤード以内の計測がほとんどだけど、1 ㎝程度の細いピンフラッグを計測するためにはできるだけ高性能な計測システムの方が有利なんですよね。
【C 記者】最大計測距離が短いレーザー距離計は、ピンフラッグのフラッグ(旗)にあたると計測できるけれど、ピン(棒)だと計測できないということがよくあります、今日みたいな無風の日にプレーするとフラッグにあてるのは難しいので苦労します。昨年のテストでもフラッグをしばって計測したところSLOPE-1 が最も遠くまで安定して計測できましたよね。『こんなに違う!計測テストで真の実力が判明! ゴルフェス編集部がガチ徹底比較 2020-2021』
【A 記者】SLOPE-2 は、最大計測距離が⾧くなっただけでなく、ピンフラッグのような細いターゲットをとらえる性能を大幅にアップしたらしいよ。
【B 記者】計測性能は文句なしですよね。8 倍レンズもいいですよね。ブッシュネル プロ XE ジョルトは 7 倍ですが、それ以外のほとんどの製品は 6 倍。このコンパクトなサイズで 8 倍ってすごいですね。しかも 190gと軽い。ブッシュネルの 6 倍レンズの V5 スリムジョルトが 208g だからね。ターゲットが大きく見えるから、より細やかにターゲットに向けることができる。ロングホールのティーグラウンドからダイレクトにピンフラッグ計測がすぐにできるのはレーザーアキュラシーPINPOINT だけでしたね。
【C 記者】SLOPE-2 は、ルール適合の直線距離を計測するプレーモードと高低差を計測できるプラクティスモードをボディ横の回転する切替スイッチでモード選択できますね。さらにプラクティスモードに、高低差の実数を表示するモードと打つべき距離を表示するモードの2つがあり、こちらはモードボタンで切り替えます。
【A 記者】僕は、高低差の実数を知りたいね。ブッシュネルは高低差の実数を表示しないのが不満。最近は、ブッシュネル以外にも高低差の実数を表示しない製品が増えているから注意が必要だよね。実際にどれだけ高低差があるかわからないのでは高低差機能の意味が半減してしまう。打つべき距離と言ったって使用クラブなどで違ってくるから実用的とは言えないよ。
【B 記者】このモード切替の仕組みやロックオン機能などは、SLOPE-1 と同じですね。派手なカラー液晶とかはないけど、クロウト好みですよね。SLOPE-1 はまさに名器だと思ってましたが、さらに計測性能が向上した SLOPE-2 は、私の知る限り最高のレーザー距離計です。
【C 記者】サラリーマンには 82,280 円と価格が高くてなかなか手が出させませんが。
【A 記者】C 記者は年間 30 ラウンドくらいするでしょ?それぐらいたくさんラウンドする人なら決して高くはないよ。すぐに元が取れる。レーザー距離計は安いものもあるけどやはり安いのはそれなり。ラウンド数が多い人はいい物を買った方が結果的には得だよ。
【C 記者】総合的にみると、高価ではあるけれど最高のレーザー距離計を求める人向けと言えますね。
TecTecTec MINI
TecTecTec MINI
アメリカで低価格レーザー距離計として販売実績のある TecTecTec で最も売れているモデル。最大計測距離 800 ヤード、6 倍レンズ。118g の超軽量ボディ。ピンモード、傾斜モード、振動モード搭載。TecTecTec のラインナップの中で初級者をターゲットとするモデル。16,940 円~
【A 記者】TecTecTec の超小型、軽量モデル。確かに軽いね。サイズ的には韓国ブランドのキャディトーク MINIMI に近いけど、こちらの方が少し高さのある分大きいかな。これぐらいコンパクトだとポケットに入れて持ち歩くにはいいね。
【B 記者】サイズもコンパクトだけど、なぜか液晶表示もコンパクトですよね。なんか中心近くに計測値やいろいろなマークが固まって表示されている感じ。そのせいか、数値もマークも表示が小さくて見にくい。
【C 記者】そうなんですよね。キャディトーク MINIMI は逆に数値の表示が大きいんです。数値は大きく表示される方がいいですね。特に一番大事な直線距離が大きく中心近くに表示される方が良いと思います。計測するときは、センターに視線が行っているからそこから視線をあまり変えずに見たいですね。
【B 記者】ピンモード+振動モードで計測すると、振動(バイブレーション)する機能ですが、ラウンドで使用した実感としては、この反応が良くないように感じます。ピンフラッグまでの距離を表示していても振動しなかったり、短く押すと何を計測しても振動したりします。
【C 記者】それは私も感じました。あと、ラウンドしていて、ピンフラッグ計測できる距離が短いかなと思いましたね。200 ヤード近くなると計測するのに時間がかかることや計測できないこともありました。初級者向けモデルとはいえども 15,400 円の価格ならこのぐらいの距離を測れないのは不満が残りますね。
【A 記者】同じ価格帯のレーザーアキュラシーPINPOINT PE1000 がイージーショット機能で 200 ヤードを簡単に計測できるのと比較するとこの MINI の性能不足を感じるね。やはり最大計測距離 800 ヤードというのが今では少し頼りない数字だよね。同じ小型のキャディトーク MINIMI は最大計測距離1200 ヤードだからね。
【C 記者】それでもこれだけ売れているところを見るとまだまだはじめてレーザー距離計を買うユーザー層が多いということでしょうかね。
【B 記者】私だったら 100 切り前の女子ゴルファーに勧めますね。⾧い距離を測ることも少ないだろうし、何よりコンパクトで持ち運びが便利。
【A 記者】ボディ側面のロゴマークの傾斜切替スイッチを左右に動かすと、傾斜モードとルール適合モードを切り替えられて、第 3 者にも視覚的にわかる構造になっているけど、初級者にこの機能は本当に必要なのかなと思うね。
【C 記者】総合的にみると、とにかくコンパクトなレーザー距離計が欲しい初級者向けの製品と言えますね。
【タイプ別おすすめレーザー距離計ランキング】
アベレージゴルファー(予算 2~4万円)に最適ランキング
スコアアップを目指すアベレージゴルファーで予算に余裕のある方や月 1 回以上ラウンドする方には、1000 ヤード以上の最大計測距離と計測しやすさ、コンパクトサイズの製品がお勧め。
1. ファインキャディJ3000 実売価格 22,500 円~
J1000 との違いはカラーOLED のみで 7000 円価格差、割安感あり
2. レーザーアキュラシーPINPOINT M1300 実売価格 31,504 円~
主要ブランドの 5 万円前後の最上位モデルと同等性能だからコスパよし
3. ファインキャディJ1000 実売価格 29,500 円~
ゴルフ先進国の韓国ブランドの小型高性能モデル
4. ShotNavi Laser Sniper nano 実売価格 39,930 円~
世界最軽量 112g、充電式バッテリー
5. TecTecTec ULT-Z1000 実売価格 30,250 円~
低価格レーザー距離計ブランドのトップモデル
アベレージゴルファー(予算 2 万円以下)に最適ランキング
年数回のラウンドのアベレージゴルファーには、手ごろな価格でも基本性能が充実した製品がお勧め。
1. レーザーアキュラシーPINPOINT PE1000 実売価格 16,500 円
とにかく計測が簡単なイージーショット機能、上位モデル並みの多機能
2. キャディトークMINIMI 実売価格 18,650 円~
ゴルフ先進国韓国の超小型モデル、コストパフォーマンス良し
3. ファインキャディ J100 実売価格 19,900 円~
J300 よりわずかに計測スピードが遅いが 1 万円台では十分な性能
4. ゴルフバディ aim L10 実売価格 17,900 円~
2mからの短距離計測でパッティング計測が可能
5. レーザーアキュラシーPINPOINT L11000 実売価格 17,930 円
定価 38,280 円の上位モデルが新モデルの登場で 1 万円台とお買い得
アスリートゴルファーに最適ランキング
ラウンド回数も多く、200 ヤード以上の計測も多いアスリートゴルファーには遠くのピンフラッグを確実に計測できる高性能品がお勧め。
1. レーザーアキュラシーPINPOINT SLOPE-1 実売価格 57,596 円~
最大計測距離 1700 ヤードの名器。SLOPE-2 発売で価格ダウン。
2. ブッシュネル ツアーV5 シフトスリムジョルト 実売価格 48,500 円~
米 PGA ツアー実績 No.1 プロ XE ジョルトより軽量
3. レーザーアキュラシーPINPOINT SLOPE-2 実売価格 82,280 円
最大計測距離 2000 ヤード、世界最高峰のレーザー距離計。
4. ブッシュネル プロXEジョルト 実売価格 48,000 円~
ピンフラッグ計測性能テストで実力を証明、ダブルジョルトが好評
5. レーザーアキュラシーPINPOINT M1300 実売価格 31,504 円~
ピンフラッグ計測性能に定評、アスリートのためのレーザー距離計
シニアゴルファーに最適ランキング
手ブレがしやすく、視力に自信がないシニアには、とにかく計測しやすさとファインダー内数値表示が大きめな製品がお勧め。手ブレ防止機能は実用性が低いので注意。
1. レーザーアキュラシーPINPOINT PE1000 実売価格 16,500 円
シニアにはうれしいイージーショット機能、読み取りやすい液晶表示
2. ボイスキャディ SL2 実売価格 88,000 円
最大計測距離短めながら GPS 機能搭載
3. ファインキャディ J100 実売価格 19,900 円~
液晶表示が読み取りやすい、計測性能も十分
4. アイリスオーヤマ PLM-600-R 実売価格 8,480 円~
高低差機能が不要で価格重視派に
5. ゴルフバディ aim L10V 実売価格 19,900 円~
小型タイプ、音声で計測結果を知らせてくれる機能
ジュニアゴルファーに最適ランキング
プレーに集中できる基本性能と合わせて、ご両親のお財布にも優しい製品がお勧め。レーザーアキュラシーPINPOINT はジュニアゴルファー最大半額の割引制度あり。ルール不適合の心配がない専門メーカー品がおすすめ。
1. レーザーアキュラシーPINPOINT SLOPE-1 実売価格 57,596 円~
最大計測距離 1700 ヤードの超高性能。ジュニアゴルファー割引で半額
2. レーザーアキュラシーPINPOINT M1300 実売価格 31,504 円~
アスリート向けレーザー距離計がジュニアゴルファー割引で 40%OFF
3. ファインキャディ J100 実売価格 19,900 円~
お手頃価格で性能十分、ジュニアにも人気の外観デザイン
4. ブッシュネル ツアーV5シフトスリムジョルト 実売価格 48,500 円~
憧れのプロゴルファーも使用する高性能モデル
5. ブッシュネル プロXEジョルト 実売価格 48,000 円~
耐衝撃性能も備えヘビーデューティーな使用にも耐える高性能モデル
レディースゴルファーに最適ランキング
荷物が増えがちでポケットがないウェアがあるなど女性には携帯性の良く、小さな手にも扱いやすいコンパクトな製品がお勧め。
1. ファインキャディ J100 実売価格 19,900 円~
コンパクトかつおしゃれなデザインは女性に人気
2. ボイスキャディ SL2 実売価格 18,650 円~
小型・軽量に加えてリモコン付き
3. レーザーアキュラシーPINPOINT PE1000 実売価格 16,500 円
イージーショット機能でピンフラッグ計測が楽。
4. アイリスオーヤマ PLM-600-R 実売価格 8,480 円~
手頃な価格とコンパクトボディが魅力
5. ゴルフバディ aim L10V 実売価格 19,900 円~
ポケットに収まる超小型、音声案内機能付き
【撮影協力地「久邇カントリークラブ」】
所在地 | 〒357-0014 埼玉県飯能市平松470 |
公式サイト | https://www.princehotels.co.jp/golf/kuni/ |