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つかまるボールは飛ぶのか?『NEW PHYZ』に迫る!

「つかまるボールで、BIG DRIVEを実感」という売り文句の『NEW PHYZ』は、ブリヂストンスポーツより2017年3月3日に発売されます。

振り返れば、ブリヂストンのボールは革新的な技術力を駆使したボールでゴルファーを助けてきました。名前を聞けば、ゴルファーなら誰でもわかる伝説的なボールの名称も一つや二つではありません。

2017年の春、ブリヂストンスポーツは新しいボールを市場投入して、新たな伝説を作ろうとしています。

タイガーの使用球という効果

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2016年の3月に発売された“TOUR B330S”は、ブリヂストンゴルフのフラッグシップなボールです。そのボールをタイガーが選んだというニュースは2016年の年末にゴルフ界に衝撃を与えました。正式な契約は2017年の1月からで、今回の新製品発表でも、まずはタイガーとの契約の紹介でした。

僕は“TOUR B330X”を使用していて、冬場は“TOUR B330S”を使うこともあります。タイガーが選んだというニュースを知っても、正直に書くと、あまり驚きませんでした。

タイガーがタイトリストのボール使用をやめて、ナイキのボールにシフトしたときに、そのナイキのボールをOEMで製造していたのはブリヂストンだったからです。つまり、タイガーはブリヂストンの技術力を信頼する土台があったのです。

タイガー・ウッズが“TOUR B330S Bマークエディション”を使用して、ツアーに復帰するというニュース以降、米ツアーでは前月の2倍以上も売れて、日本国内でもボールが売り切れたというショップもあったそうです。

良いボールが売れるのは、ゴルファーにとっても良いことです。伝説の始まりというのは、こういうことなのだとリアルタイムで見ている気がします。

タイガーが使うボールは、一般のゴルファーには合わないという人もいます。しかし、それは正確ではありません。僕のようなヘッドスピード42m/秒のヘッドスピードでも十分に機能します。もちろん、速いヘッドスピードで発揮させる性能とは差があることは間違いありませんが、“TOUR B330”シリーズの凄いところは許容範囲の広さともいえるのです。

ツアーボールに興味があるゴルファーであれば、試してみることをお薦めします。個人的に最も好きなところは打音です。ゴルフ歴約40年を通して、こんなに澄んだ高音の打音のボールはありません。

「B」というロゴマークの“TOUR B330”は、以前は期間限定の特別販売でしたが、現在はカタログに載って、通常に販売しています。ちなみに、タイガーはボールナンバーが「1」のボールを使用しているそうです。

ボールがつかまえるというNEW PHYZの真相

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2017年の3月3日に発売される“NEW PHYZ”は、「つかまるボールで、BIG DRIVEを実感」というコピーです。じっくりと見てきました。「つかまる」という意味は、ブリヂストンゴルフが発売しているボールの中で“NEW PHYZ”はトップクラスに軟らかいということに起因するようです。

フェースに貼って打痕が残る感圧シートがあります。フェースのどこに当たったかを確認する目的で作られたものですが、こういうケースでは別の威力を発揮します。軟らかいボールが潰れているのであれば、ボールの跡の面積が大きくなるはずだからです。

“NEW PHYZ”は、ツアーモデルと比較して18%も打痕が大きくなるそうです。つまり、つかまるということは、インパクト時の変形が大きく、接触時間が長い、ということなのです。ゴルフの物理学に精通しているゴルファーなら、こんなふうに大きく潰れるボールがどんな効果を生むかを知っていると思います。単純に低スピンのボールになるのです。

つかまることを可能にするために“NEW PHYZ”では、中心にあるコアも新しくしました。現物を見せてもらいましたが、以前のコアよりも明らかに跳ねるものでした。反発が強いと硬くなるイメージがありますが、軟らかいのに高反発だということです。

ブリヂストンゴルフの「ソフト・ハイドロコア」はコアの中心は軟らかく、外側は硬度が上がるように作れています。低スピンなのに、高反発の秘密が隠されているのです。つかまるボールへのこだわりで、表皮のカバーも「ロングチャージカバー」という新しいカバーになっています。クラブフェースとの接触時間を延ばす機能なのだそうです。

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“NEW PHYZ”は、少し前までは高齢者向けのイメージだった「PHYZ」をもっと広いアベレージ層のあらゆるゴルファーに使ってもらおうという意気込みで一杯です。ボールのカラーは6色もあります。ホワイト、パールホワイト、イエロー、オレンジ、パールグリーン、パールピンク。いずれも発色が良く、芝生の上で目立つことは間違いないです。

“NEW PHYZ”は、ロゴも大きいので、見た目で気に入って使っているということもあるかもしれません。カラーボールしか使わないというゴルファーも増えてきたので、まさに、そういうゴルファーの為のボールなのです。

個人的に注目したのは“NEW PHYZ”の打音です。“TOUR B330 シリーズ”と同様にパイオニアとの共同研究で培った理想的な打音を“NEW PHYZ”でも追求したとのことです。ツアー系のボールで求められた打音ではなく、飛び感だけでなく、ソフトさもある打音がするボールになったそうです。

2017年の春は、「ボール軟らか合戦」が勃発するといわれています。他社からも一斉に同じようなコンセプトのソフト性能を売りにするボールが発売されるからです。ブリヂストンゴルフには、“ニューイング”という伝説のボールブランドがありますが、それを押しのけて展開する“NEW PHYZ”に注目したいと思います。

ド直球の『SUPER STRAIGHT』という名称で真っ直ぐに!

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ブリヂストンゴルフは、基本的にはワンブランドです。ボールのロゴは、“TOUR B330 シリーズ”も、“JOKER”も、「BRIDGESTONE GOLF(実際は2行のロゴになっています)」になっています。

ブリヂストンゴルフは、2017年4月発売予定で“SUPER STRAIGHT”と“EXTRA SOFT”という2種類のボールを市場投入します。“EXTRA SOFT”は2ピースのソフト系のボールで、カラーもホワイト、イエロー、オレンジの3色あります。2ピースはブリヂストンスポーツにとってお手の物です。安定の技術力で安価な価格帯に展開するボールとなるでしょう。

注目したのは、“SUPER STRAIGHT”です。名前が「凄く真っ直ぐ」なのです。こちらのカラーは、3色でも、ホワイト、イエロー、パールホワイトなのです。エンジョイだけではなく、スコアアップもしたいという向上心があるゴルファー向けのようです。

3ピース構造で、「WEB302ディンプル」で真っ直ぐに飛びやすくするということのようですけど、それだけではなく、構造的な部分でもハウツーがあるようです。スライスを防いで、ストレートにする、という部分はディンプルだけの機能では難しいからです。このボールも「ボール軟らか合戦」に参戦するボールなのかもしれません。

個人的には、このボールはわかりやすいところが良い、と直感しました。“SUPER STRAIGHT”という名称が良いです。真っ直ぐに飛ばして、スコアアップしようというコピーに、反応するゴルファーが多いはずですし、今までブリヂストンスポーツが蓄積してきたボールへのハウツーが活かされれば、結果も出るはずです。

ブリヂストンが本気で寄せるって本当ですか?

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参考出品でウェッジが出ていました。2017年5月発売予定の2種類のウェッジです。“TOUR B シリーズ”に加わるようで、“XW-1”はティアドロップ型で、“XW-2”は丸型という説明でした。上の画像は、“XW-1”です。

ティアドロップ型というのは、涙の形のようにネックに向けて細くなっているシェイプのウェッジのことで、現在のウェッジの多くがこの形状です。ストレートなネックで、ボールを拾って打ち易いというのがセオリー的な説明となります。

プロゴルファーはメーカーと使用契約をする際に、ウェッジやパターなどの感性で打つ側面があるクラブは契約から外すのが普通です。しかし、ブリヂストンスポーツと使用契約しているプロゴルファーのほとんどは、ブリヂストンスポーツ製のウェッジを使っていることは知る人が知る事実で、限定発売でプロ供給している特別なウェッジを少量販売するのもマニアックなファンの間では有名です。

プロが使いたくなるウェッジのハウツーを前面に打ち出して、“XW-1”と“XW-2”は制作されるようです。“TOUR B シリーズ”のアイアンの特徴でもあるバックフェースの「B」マークが象徴的です。

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丸型と呼ぶ“XW-2”です。製品版とは若干異なる可能性があるということなので、フェースの画像は撮りませんでしたが……いわゆる丸型というよりは、昭和のウェッジでした。

画像を見ても、ネックのところのラインをみて『おぉ!』と思う人もいると思います。昭和のウェッジと書いたのは、賞賛の褒め言葉です。20世紀からバリバリゴルフをしていたオールドゴルファーの中には、泣く人もいるかもしれません。このウェッジは万民に受けない可能性がありますが、使ってみてビックリというものになると思います。

テクニカルなことを書くと、程良くグースして、ネックのトップエッジが高くて、ボールを包むようなシェイプのウェッジは、寄せの技術として不可欠な一手間をクラブが勝手にやってくれるのです。このまま商品化して欲しいと思いました。このウェッジについては、続報に期待しましょう。

2017年春のブリヂストンスポーツの新製品を見て、楽しくスコアアップするゴルフ、という提案を感じました。スコアなんて関係ないというゴルファーもいますが、良いスコアがでれば喜びますし、嬉しいものです。エンジョイして、スコアも良くなればwinwinです。

2017年もブリヂストンスポーツに注目したいと思います。

スペック

TOUR B 330S Bマークエディション ボール

★発売日    2016年10月21日
★構造     3ピース
★カバー    高耐久スーパーソフトウレタン
★ディンプル  シームレス330デュアルディンプル
★カラー    ホワイト
★価格     オープン価格

NEW PHYZ

★発売日    2017年3月3日
★構造     4ピース
★カバー    ロングチャージカバー
★ディンプル  デルタウィング・ディンプル 326
★カラー    ホワイト、パールホワイト、イエロー、オレンジ、パールグリーン、パールピンク 6色
★価格     8400円(税別)

SUPER STRAIGHT

★発売日    2017年4月
★構造     3ピース
★カバー    高耐久ソフトアイオノマーカバー
★ディンプル  WEB302ディンプル
★カラー    ホワイト、パールホワイト、イエロー 3色
★価格     オープン価格

EXTRA SOFT

★発売日    2017年4月
★構造     2ピース
★カバー    エクストラソフトアイオノマーカバー
★ディンプル  シームレス330ディンプル
★カラー    ホワイト、イエロー、オレンジ 3色
★価格     オープン価格

TOUR B XW-1 ウェッジ
TOUR B XW-2 ウェッジ
参考出品 ※2017年5月発売予定

 

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