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今季の米男子ツアー注目のケビンキスナーってどんな選手?

20代の若手花形選手が続々と登場する米男子ツアーで、やや遅咲きながら、今注目を集めている選手といえば、今シーズンにツアー初優勝を果たしたケビンキスナー選手です。

開幕間近の「マスターズ」でも活躍が期待されているケビンキスナー選手のプロフィールや、昨シーズンから現在までの急成長ぶりを動画満載でご紹介!

今後の今シーズンを一層盛り上げてくれること間違いなしのイチオシ選手ですよ。

プロフィール

名前:ケビン・キスナー(Kevin Kisner)
生年月日:1984年2月15日(32歳)
出身地:米国 カリフォルニア州 アイケン
身長:177cm
体重:74kg
プロ転向:2006年
通算成績:PGAツアー1勝
クラブセッティング:キャロウェイゴルフ
ボール:タイトリスト
ウェア:フットジョイ、BOBBY JONES

ケビンキスナーは、ジョージア大学時代の2005年にNCAA(デビジョンI)で優勝を果たすと、卒業と同時に2006年にプロ転向。以降、2009年まで参戦したミニツアーで3度の優勝を飾りました。

2010年シーズンから米国下部ツアーのウェブドットコム ツアー(旧ネイションワイド ツアー)へ本格参戦を開始すると、早くもこの年に1勝目を挙げ、翌2011年シーズンのPGAツアーシード権を獲得しました。

PGAツアーでは、シーズン終了時にQT(クォリファイングトーナメント)でシード権をキープして2年連続参戦。けれど、翌2012年シーズンにもシード権保持のため再び挑んだQTで1打及ばず、翌2013年シーズンは下部ツアーへ逆戻りを強いられてしまいました。
トップツアーの厳しさを味わったケビンスキナーですが、1シーズンでPGAツアー復帰を果たした2014年シーズンは、出場26試合でトップ10入り3回、トップ25入り6回とまずまずの成績を挙げることができました。

すると、昨年2015年シーズンは「RBCヘリテージ」「ザ・プレーヤーズ選手権」と「ザ・グリーンブライアークラシック」の3大会でプレーオフに進出を果たすなど、大きな成長を見せ始めます。

この3度のプレーオフでは惜しくも優勝に届かず、残念な結果となりましたが、この年はトップ10入り6回、トップ25入り10回を記録して飛躍を遂げました。

【ザ・プレーヤーズ選手権プレイオフ:キスナーvsファウラーvsガルシア】

そして、今シーズン11月に開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」で、ラッセル・ノックスと首位タイで最終日をスタートし、再び初優勝のチャンスが訪れます。しかし、終わってみればノックスに2打差をつけられ、18アンダーでまたもや2位と悔しい結果に・・・。

これまで幾度も、優勝まであと一歩に迫りながらわずかに届かず涙してきたケビンキスナーですが、翌週の「ザ・RSMクラシック」でついにやってくれました。

初日に勢いよく単独首位に飛び出したケビンキスナーは、2日目に2位タイに後退したものの、3日目には後続と4打差の6アンダーで再び首位を奪取。迎えた最終日はスコアをキープして通算22アンダーで単独首位を守りきり、やっと念願のツアー初優勝を果たしました。

家族思いで知られるケビンキスナーが、ブリタニー夫人と愛娘キャサリンちゃんと共に優勝トロフィーを携える姿は、とても印象的でした。
今シーズンはさらに、今年1月の「ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で9位、「ソニーオープンinハワイ」でも5位タイと、2試合連続で好成績を残しています。

現在、賞金ランキング4位、世界ランキング22位(3月28日付)と波に乗るケビンキスナー。実は、2シーズン前は両ランキング共に100位圏外だったんです。これからの勢い次第で、今シーズン終了に昨年の順位(賞金ランク21位、世界ランク17位)を上回る可能性も十分と言えます。

松山英樹選手と直接対決!!

ケビンスキナーは、先日3月23~27日に開催された世界ゴルフ選手権の「WGCデルマッチプレー」で、同組となった松山英樹選手と予選ラウンドを戦っています。

この直接対決では、松山選手が3&2で勝利し通算成績を2勝1敗としましたが、初日に松山選手を下したラファ・カブレラベローが決勝ラウンドへ進出。ケビンキスナーも同じく予選敗退となってしまいました。

この試合では、ジェイソン・デイがルイ・ウーストハイゼンを下して全勝優勝。「アーノルド・パーマー招待」に続き2連勝を挙げ、ジョーダン・スピースから世界ランク1位の座を奪い取っています。

また、松山選手に予選唯一の黒星をつけて決勝ラウンド進出を果たしたラファ・カブレラベローは、ローリー・マキロイを退けて3位で大会を終えています。

お気に入りのコースは“オーガスタ”、初出場のマスターズに期待!

ここ2シーズンでステップアップを果たしたケビンキスナーは、世界ゴルフ選手権やマスターズ出場など初めてのことが続く今シーズンについて、「全てが、ルーキーに戻ったような感覚」とコメントしています。

それでも、過去にシード権を逃した経験は確実に生かされている様子。

「パッティングで自分のイメージ通りでなかったり、精度が落ちている時は、良いプレーができていないんだ。だから、今年は無理をしないことに決めたよ。3、4試合に連続出場するのは避けている。ハード過ぎるからね」

と語り、自分らしいプレーを見失わないために万全なスケジュール対策で、上手く自己管理を行っているようです。

そのアプローチは、着実にスタッツにも表れています。

PGAツアーは21試合を終えて、シーズン中盤に突入。ここまで11試合に出場しているケビンキスナーは、平均バーディ数(4.56:バーディ数164/36ラウンド)5位、パーブレーク率(25.93%:バーディorイーグル数168/648ホール)5位にランクインと、堅いゴルフを続けています。

【ケビンキスナーの28フィート イーグルパット/ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ】

昨シーズンからの急成長ぶりに加え、ケビンキスナーがお気に入りのコースと明言しているのが、あのオーガスタ ナショナル!!マスターズへは今回が初出場ですが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が集まっています。

今季初のメジャー大会、「マスターズ」の開幕は4月7日(4/7~10)。日本勢からただ1人出場する松山英樹選手への応援はもちろん、観戦の際には、ケビンキスナーの活躍にも是非、注目してみて下さい!!

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