【保存版】100を切る極意!“3年2組”で“オール5”を目指す?!
- 2016.07.30
- 技術向上
2015年。フランスの“ル・ゴルフ・ナショナル・コース”で行われたヨーロピアン・ツアーの一つ“アルストム・オープン・ド・フランス”である珍事が起きました。
当時18歳のイタリア人のプロ・ゴルファー、レナート・パラトーレ選手が大会2日目にある記録を達成したのです。
パラトーレ選手は、試合後のインタビューで次のように語っています。
「最終ホールでも気がつかなかった。1パットでパーを取った後、スコア・カードに“4”と書いたときに分かったんだ」
ヨーロピアン・ツアーによると、この記録は「1972年以降、記録達成時までに約70万ラウンドのスコアが記録されているが初めて」とのこと。パラトーレ選手はいったい、どのような記録を達成したのでしょうか?
彼は、なんとこの日18ホールすべてを「4打」でホール・アウトしたのです。スコア・カードに並んだ「4」の文字。なんとも美しいものです。
残念ながらパラトーレ選手は通算8オーバーで、この大会は予選落ちとなってしまいました。しかし、なかなか“100切り”を達成できない我々アマチュア・ゴルファーにとって、彼は貴重な記録を残してくれました。そして、そのコメントにも“100を切る”為の重要なポイントが隠されていたのです!
本コラムでは、“100切りの極意”をパラトーレ選手の記録と照らし合わせて、実践的にご案内していきます!
“3年2組メソッド”とは?
おじさんゴルファーが良く口にするゴルフ用語(?)に「×年○組」というものがあります。
例えば、4オン2パットの時は「4年2組」、2オン2パットの時は「2年2組」となります。つまり、スコアを数える時に“オン”の代わりに“年”、“パット”の代わりに“組”を使っているのですね。
それでは“3年2組”はというと、どうなりますでしょうか?そうです、3オン2パットですね!
つまり、コース・マネージメントをショート・ホール、ミドル・ホール、ロング・ホールに関係なく“3年2組”を軸に組み立てることによって“100切り”が達成できるという理論です。
“3年2組”、つまり“5打”をスコア・カードのすべてのホールに並べることができれば、理論上「90打」でホール・アウトすることができることになります。パラトーレ選手は“オール4”でしたが、我々が目指すのは“オール5”!言葉の響きだけならば、我々のターゲットの方が“優秀”に聞こえませんか?
そして“3年2組メソッド”のポイントは、たったの3つ。
*“危機回避”コース・マネージメント
*グリーン周りで崩れない“寄せとパター”の習得
*メンタルで崩れない極意
一応“メソッド”ということで、それらしい言葉を少し大袈裟に使ってみましたが、内容はいたってシンプルなのでご安心ください。
それでは、いよいよ“3年2組メソッド”の授業開始です!
“危機回避”コース・マネージメントとは?
ゴルフは通常18ホール。そして、ゴルフ場にもよりますがホールの内訳は、ショート・ホール(パー3)が4ホール、ロング・ホール(パー5)が4ホール、残りの10ホールがミドル・ホール(パー4)という構成が一般的です。
100を切れない人のあるあるネタとして「ショート・ホール以外のティー・ショットは全てドライバーで打つ」というのがあります。つまり、ショート・ホールを除く14ホールでドライバーを使うということです。
ビギナーの方の中には「ショート・ホール以外のホールのティー・ショットはドライバーを使わなくてはいけない」という“ルール”があると思っている人もいるくらいなのです。
「さすがに、そんな人はいないだろう?!」
と、笑っている方。ゴルフを始めたばかりで平均スコアが120前後の頃、ティー・グラウンドでは“とりあえず”ドライバーを振り回していませんでしたか?
ドライバーの魅力はなんといっても“飛距離”です。確かに1打目で正確に遠くへボールを運ぶことができれば、その後のプレーがどんなに楽になることでしょう。しかし、いざ曲がり始めると“遠くに飛ぶ”ことが“リスク”に変わるのもドライバーなのです。OBやトラブル・ショットetc…。大叩きの原因のドライバーに起因していることが多いのです。
「でも、ゴルフなのにドライバーを使わなくてもいいの?」
と、ご心配のあなた。いいんです!ゴルフのルール・ブックには“ドライバーを使わなくてはいけない”という文言はありません。そして “3年2組メソッド”では、基本的にドライバーは必要ありません。“100を切る”まではドライバーは封印してください。
では、さっそく具体的にショート・ホール、ミドル・ホール、ロング・ホールに分けて、“危機回避”コース・マネージメントを解説していきましょう!
ショート・ホール(パー3)
例えば、こんな場面。
“160ヤードのパー3。グリーンの右から奥はOB、左には大きなバンカー。さらに、コースに沿って左側にはクリーク(小川)が流れている。160ヤードだと自分の距離としては6番アイアンだが、右や左によく曲がる。”
まずはパー3から攻略していきましょう。まず、皆さんにお伝えしたいことは“3年2組メソッド”ではパー3はサービス・ホールであるということです。なんといっても、ダブル・ボギーでも目標の“5打”をキープできるのですから。
さて、まず目に見える“リスク”を確認して徹底的に避けましょう!左にはクリークがあるので狙いは右です。しかし右奥に外すとOBになるので、距離はグリーン手前の右側のフェアウェイに合わせます。
つまり6番アイアンよりも2番手短いクラブが “3年2組メソッド”の正しいクラブ選択です。こんなホールは8番アイアンでグリーン右手前を狙っていきます。それでも不安な方は9番アイアンでもOKです。
グリーンへの“花道”が大きく開けているフェアウェイに、出来るだけ高確率でボールを運ぶことができるのであれば何番アイアンで打ってもOKです。大事なことはできるだけ“安全”で“大きな”目標を見つけて、“確実性の高いクラブ”で打つことです。
上手くグリーン手前までボールを運べれば、後はアプローチとパットで“2年2組”の4打や、“2年1組”の3打でホール・アウトできるかもしれません。しかし、アプローチやパットで失敗して“3年2組”または“2年3組”になっても、目標の“5打”をセーブできるのでパー3はとにかく気楽にいきましょう。
ポイント:パー3でも安全第一!
ミドル・ホール(パー4)
例えばこんな場面。
“330ヤードのパー4。コースの右はすべてOBゾーン。左はOBではないものの100ヤードの辺りから250ヤード付近に林があり、そこに入れると少し面倒なことになりそう。ドライバーは当たれば240ヤードは飛ぶが、スライスが出やすくOBになる可能性あり。”
それでも、ついつい手に取ってしまうのがドライバーですよね。しかし、ここでは240ヤードのロング・ドライブは忘れましょう。なぜかというと“3年2組メソッド”では、このパー4のコース・マネージメントが最も重要なのです。
まず得意なショート・アイアンで刻んだ場合に“3打”でオンできるかを考えます。
“比較的方向性が安定しているクラブで、一番遠くに飛ばせるクラブが7番アイアンで150ヤード”とします。一打目と二打目を7番アイアンで打った場合、150ヤード×2打で300ヤードとなります。
ここで、よく考えてみましょう。プロでもドライバーで300ヤードをまっすぐ飛ばすのはかなりの高等テクニックを必要とします。しかし、6番アイアンが苦手なアマチュアの初心者でもこの方法だと比較的高い確率で、しかもプロとたった一打差で300ヤード地点に到達できるのです!
これって、すごいと思いませんか?このすごさに気づけるかどうかが、100の壁を突破できるかどうかの分かれ道なのです。
さて、残りは30ヤードです。ここまで来たら、しっかり花道からアプローチを寄せて、2パットの“3年2組”で“5打”をセーブしましょう!これが“3年2組メソッド”のパー4攻略の基本となります。
しかし、距離が380ヤード、400ヤードと長いパー4もあります。つまり、得意なクラブを使い2打で300ヤード地点に到達しても、残りがまだ80~100ヤード残ってしまう場合がでてきます。このような時も慌てずに、情況をしっかり把握して対応しましょう!
80~100ヤードとなるとアプローチではなく、通常のショットが必要となります。もしも、グリーン周りに大きな危機がなければSWやPWで直接グリーンを狙っても良いでしょう。
ただし、そこで“見える危機”がある場合は迷わず避けることを忘れてはいけません。100ヤードを“刻む”という概念を持つことはとても難しいのですが、今回は“100を切る”という大義があるので一般的な常識やセオリーは忘れてください。
さて、80~100ヤードを刻んで、グリーン手前の花道まで運ぶとなると60~80ヤードを打たなくてはなりません。この距離をコントロールするには、5~6番アイアンを短く持ち、パターで強く“転がす”ようなイメージで“パチン”と打つ方法が一番簡単です。
番手は自分に合ったものでOKです。打ちっ放しで練習できるので、しっかり体得しておきましょう。もちろん狙うのは、安全で大きなスペース(花道)のみです。このように長いミドル・ホールでは“4年2組”の“6打”になることもあります。
しかし、これは“6打”になってしまったのではなく、大叩きをしないようにコース・マネージメントをして“あえて”取りにいった“6打”なのです。これが、意識的にできるようになれば“100切り”に向けて大きな前進となります。
ポイント:100ヤードを“刻む”勇気がパー4を制する!
ロング・ホール(パー5)
例えば、こんな場面。
“470ヤードのパー5。ほとんどまっすぐ。両サイドにコースに沿って木が並んで生えているが、OBの心配はない。フェア・ウェイ・バンカーがところどころにある。”
サービス・ホールのパー3に始まり、重要なパー4ときて、最も難しいパー5のお話へ…と思った方、安心してください!実は“3年2組メソッド”にとって、パー5も“サービス・ホール”なのです。
これまでパー3やパー4で、ある意味“無理”に刻んでいたのですが、パー5では堂々と刻むことができます。例えば、このホールですが最も安定していて飛距離のでる7番アイアンで3回打てば、150ヤード×3打で450ヤード。
つまり、残り20ヤード地点まで得意なクラブを3回打てば到達できるのです。あとは、アプローチで寄せて、2パットで“6打”でホール・アウトできます。
「5打じゃなくていいの?」と思っている方もいるかもしれませんが、いいんです!
“3年2組メソッド”のパー5のコース・マネージメントは“6打”が基本となります。しかし、ミドル・ホール同様4打目が80~100ヤードになった場合で、グリーン回りに“見える危機”があれば迷わず避けましょう。その時は、あえて“7打”を取りにいくのです。それが、8打、9打と大叩きしないコース・マネージメントになります。
もちろん、短めのパー5の3打目でグリーン周りに“見える危機”がなく、得意なクラブで打てる距離(今回の場合150ヤード以下)ならば、3オンを狙ってみましょう!)
ポイント:パー5はサービス・ホール!
さて、“3年2組メソッド”で“狙う”打数と“あえて”取りに行く打数を整理してみましょう。
* パー3:通常“2年2組”で4打狙い(※5打)
* パー4:通常“3年2組”で5打狙い(※6打)
* パー5:通常“4年2組”で6打狙い(※7打)
カッコ内の※の数字は危機回避の為に“あえて”狙う打数。
全部狙い通りの打数で上がれれば90打という素晴らしい数字になりますが、18ホールすべてにおいて“あえて”危機回避をすると108打となり“100切り”は達成できません。しかし、見方を変えると18ホール中、なんと9ホールで危機を回避して“あえて”スコアを落としても“99打”でホール・アウトできるのです!
この9回の危機回避の権利を、ホールごとに振り分けると、次のようになります。
・パー3で4ホール中2回
・パー4で10ホール中5回
・パー5で4ホール中2回
どうですか?!この数字!なんと半分のホールで“あえて”危機を回避してスコアを落としても“100切り”は達成できるということになります。
“3年2組メソッド”では“狙う”打数、つまりボギーでコース・マネージメントを考える事が基本となりますが、“危機回避”の為の9回の権利をフル活用して“目に見える危機”があれば徹底的に避けるようにしましょう。“安全”で“大きな”目標を見つけて、そこにしっかりとボールを運ぶことが大切なのです。
最初は危機回避の権利の“9ホール”という数字は意識せずに、見える危機は10ホールでも15ホールでも徹底的に回避しましょう。たとえ18ホール全てで危機回避をして108というスコアになったとしても、そのスコアはあなたがコース・マネージメントをしっかり遂行して達成した数字です。
いきあたりばったりのゴルフで、内容のない108とは雲泥の差があるのです。スコアをコントロールする感覚を体得できれば“100切り”はもう目の前です!
グリーン周りで崩れない“寄せとパター”の練習方法
“3年2組メソッド”を支えるのは、ズバリ“寄せ”と“パター”です。当然といえば当然ですが、ゴルフのスコア・メークにはこの二つがとても重要な鍵を握っています。
ここでは初心者の方の“寄せ(アプローチと言いかえて話を進めます)”と“パター”が劇的に上手くなる練習方法をお教えいたします。まずは、練習方法の話の前に通常のショットとアプローチ・ショットの違いについて知っておきましょう。
これには、いろいろな解釈がありますが単純にボールを打つ時に手首を返せば“通常のショット”、手首を返さなければ“アプローチ・ショット”となります。使うクラブがなんであれ、アプローチはパターの延長です。手首や腕、肩の関節を大きく使うことはありません。
例えば、グリーンの外からのアプローチでも、パターが使えるのであれば積極的にパターを使いましょう。これもビギナーあるあるですが“パターはグリーンでしか使えない”と思っている人がいます。
むしろ、アプローチの基本はパターと言っても過言ではありません。グリーン手前の花道までボールを運ぶことができたら、まずはパターが使えるか確認してください。
“パターが使えるならば、迷わずパターを持て!”
これは、アプローチの名手でもある青木功プロの名言です。それでは、アプローチとパターの練習方法に進みます。
“アプローチ・ショット”の練習
アプローチのイメージを分かりやすく言うと“ゴミ箱にゴミを投げ入れる”感覚です。まずは、くしゃくしゃに丸めた紙クズを1メートル先のゴミ箱を狙って投げるところをイメージしてください。実際に投げてみても、いいです。
あなたはその時、何を考えましたか?手の振り幅?手首のスナップ?それとも紙クズが描く放物線の高さですか?
そんなこと考えませんよね?ほとんどの方は、ゴミくずをゴミ箱に投げ入れようとする時に、物理学的なことは何も考えません。つまり、なにも考えず感覚的に身体を動かしてゴミを投げているのです。
それでも、紙クズはゴミ箱に入るでしょう。仮に入らなくても、かなり惜しいところまでは“寄せる”ことができるはずです。この感覚が、アプローチにとってとても大事なのです。
ゴミ箱までの距離が3メートル、5メートルと長くなっても基本は変わりません。ゴミ箱に入るかどうかは別問題として、紙クズを投げる時に何も考えなくても“距離”は感覚的に調整することができます。
つまり、アプローチの基本は1メートル先のネットに“感覚的”、つまり物理的なことはなにも考えずにボールを運ぶことなのです!
練習方法は簡単です。市販されているアプローチ練習用のネットを購入して、自宅で練習しましょう。
距離は1メートルで十分です。1メートルというと目を閉じて打っても入る距離ですが、それを徹底的に練習して感覚を身体に覚えさせましょう。できれば、本物のゴルフボールを使用した練習が望ましいですが、ご家族やご近所の迷惑にならないよう十分な配慮をお忘れなく。
目安としては1日100打。“ゴミ箱を狙って紙クズを投げる感覚”で、ボールをネットに運べるようになるまで練習しましょう。この“感覚”が分かるようになれば、アプローチに関してはもう“ビギナー”ではありません。
ボールを運ぶ距離が3メートルになろうと、5メートルになろうと“感覚的”に身体が反応して距離を打ち分けられるようになります。ウエッジが身体の一部になった瞬間です。この感覚は一度身につけると一生物のお宝になります。根気強く、続けましょう!
“パター”の練習
次はパターです。先ほど“アプローチの基本はパター”とお伝えしましが、こちらも大切なことはアプローチ同様“感覚”です。
例えば2メートルのパットの練習をする時に“テークバックは15cmで、フォローは20cm”などと考えて打つ人はいませんよね?
パットもアプローチ同様、2メートルのパットを徹底的に練習してください。身体に“2メートルを打つ”感覚を覚えさせれば、距離が3メートルになっても、5メートルになっても“感覚的”に距離を調整できるようになります。
この練習は2メートル先のホールに“入れる”ことが目的ではありません。2メートルの距離を正確に打つ事を意識して練習をしてください。
ただし、こちらも“感覚”を得るためには努力が必要です。パット練習用のマットを購入して、一日100球(理想は200球)を目安に練習しましょう。こちらも一度体得してしまえば、その感覚は一生忘れることはないでしょう。
ゴルフ練習場に毎日通えるような、恵まれた環境で生活を送っている方は少ないと思います。しかし、アプローチとパターは家で“毎日”練習できます。アプローチとパターの練習を合計200球。これを一ヶ月続けることができれば、それだけであなたのゴルフの実力は十分に“100切り”を達成できるレベルになります。
家で打つパターの“1球”も、ゴルフ練習場で打つ“1球”も、その成果は同じです。練習は嘘をつきませんよ!パターに自信が持てればアプローチが楽になり、アプローチに自信が持てればショットが楽になります。
“3年2組メソッド”は“100切り”を目的としたコース・マネージメントですが、アプローチとパターが上達すれば“90切り”も十分射程圏内に入ってきます。“100切り”をただの“通過点”にする為にもしっかり取り組んでおきましょう!
“3年2組メソッド”のメンタルで崩れない極意とは?
“100切り”を達成するのに一番大切なホールは、なんといっても18番ホールです。ゴルフはアマチュアもプロも関係なく“山あり谷あり”です。バーディーが取れるホールもあればトリプル・ボギーのホールもあるでしょう。
でっこみ、ひっこみがありながら“3年2組メソッド”で徹底的に危機を回避して、辛抱強くプレーをして、たまにチャンスをものにできれば90~95打で最終の18番ホールを迎えることができるでしょう。
ここで“3年2組メソッド”の“極意”の出番です。その“極意”とは、
“18番ホールでスコアを数えない事”
これだけです。
これは、個人的な経験値になりますが例えば“100を切ったことがない人が93打で最終のミドル・ホールを迎えた”とします。ここで、ダブル・ボギーでホール・アウトすれば99打となり“100切り”達成です。
しかし、この場面で“6打でホール・アウトすれば100を切れる”という事実を知ってしまった時点で“100切り”の夢はほぼついえます。コラムの最初にご紹介したパラトーレ選手も言っていましたよね?「スコア・カードに“4”と書いた時に気づいた」と。
もしもパラトーレ選手が18番ホールのティー・ショット前に「このホールでパーを取れば、“オール4”だ!」と分かっていたら、果してこの記録は達成できたでしょうか?
つまり、“なんとなく、いい感じでスコアがまとまっているな”と思っても、決して後半でスコアを数えてはいけません!これは、17番や16番ホールでも同じです。
“残り2ホールを12打でホール・アウトできれば100を切れる!”などと思った時点からメンタルの崩壊が始まります。1度でも100を切る事ができればこの“呪縛”からは解放されるので、それまでは絶対に18番ホールでスコアを数えないようにしましょう!
残念なことに「Aさん、このホールでパーなら100切れるね!」と、親切に教えてくれる人がいます。こんなことにならないように気の置けない仲間とのゴルフであれば、その旨メンバーにも知らせて協力してもらいましょう。この極意は“90切り”、“80切り”の場面でも役立ちますのでお忘れなく。
まとめ
さて、“3年2組メソッド”はいかがでしたでしょうか?念願の“100切り”のイメージは固まりましたでしょうか?
少しレベルは違いますが、プロもしっかり“危機”を回避するコース・マネージメントを実践しています。このメソッドをしっかり理解できれば、プロのコース・マネージメントもより深く分かるようになり、ゴルフ観戦がより楽しくなります。
プロもロング・ホールのティー・ショットをアイアンで刻んでいるんですよ!さあ、あなたも一緒に“3年2組”で“オール5”を目指してみませんか?
(完)