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トホホな海外ゴルフ体験記 米国編「ロサンゼルスはボールが飛ぶ!・・・はずだったけど語学力のせいで大変だった」

「青い空」が有名なロサンゼルスは、降水量が少なくカラッとした天候と温暖な海流のおかげで、米国のなかでも有数の過ごしやすいところです。
ちなみにゴルファーにとっては気圧の関係もあって、ものすごくボールが飛ぶ地域でもあります。

今回はそんな好条件の米国LAで、ちっともボールが飛ばなかったゴルフの話です。

ボールが飛ぶLAでスーパードラコンを目指す!・・・はずが

米国には何度か行ったことはありますが、ロサンゼルス(LA)は初めての地でした。
もともと目的地ではなく、ラスベガスに向かう途中の経由地でした。しかしLAにも寄りたいと言うリクエストがあったため、せっかくだからと1泊2日過ごすプランとなったのです。

ラスベガスでは砂漠のなかに造ったコースでのラウンドを楽しみ、ついでにスロットやルーレットも楽しむ予定でした。
ギャンブル狂でラスベガスを目指していたわけではないので、日程変更に不満はありません。
それどころか、「ボールが飛ぶらしい」というLAですから、ぜひともラウンドしたいという声が多く、みんなの総意でゴルフをすることにしたわけです。

このダイナミックなゴルフのハシゴを非常に楽しみにしていました。が、ちょっとしたトラブルが発生します。
なんと、別送で送ったキャディバッグが到着していなかったのです。日付変更のドサクサで到着日程を勘違いしてしまったわけです。

その日には到着すると言うことですが、ゴルフの開始時間には間に合わないことが分かりました。
クラブはおろか、シューズもボールもグローブも何もないわけです。

適当な英語で出てきたセットは・・・

まあプロショップで買ってもいいと思い気軽に出発したのですが、クラブだけはレンタルすることにしました。
私は英語を満足に話せないので、他のメンバーに手伝ってもらおうと思っていました。しかしハウスに到着するとみんな自分のことで精一杯で、完全にほったらかしに。
仕方ないので自分でレンタルや購入をすることになりました。

日本だとレンタルクラブはフロントかもしくはスタート室で申し込むと思いますが、LAのコースは独立した建物のプロショップに行って借りてくることになります。
通販のスポーツインストラクターみたいなスタッフに、自分の好みとか技量にあわせてクラブを選んでもらって借りることになります。

基本的にはフルセットで借りる人は少ないようでハーフセットが一般的とのことです。
でもそんなことは知らなかったので、フルセットを借りることに。その際こちらが説明した言葉は「スペシャル」「ハードヒッター」「パワフル」。

そしてカートに積まれたセットを見て、びっくりしました。
なんとドライバーが7度。日本では7度なんてロフトのクラブを見たこともないし、もちろん打ったこともありません。
しかもシャフトの硬さはXXなんてもんじゃなく、水道管なみ。しなりもなく、スイングするだけでも大変です。

変えてもらいたいと思いつつも英語でうまく伝えることができないために、結局そのままスタートすることになりました。

トッププロ並みのクラブと鉄球並みのボール

プロショップでは「良く飛ぶボール」として紹介されたカッチカチの弾力性のないボールを買っていたようです。
どうも「ロングドライブ」「スペシャルボール」って伝えたから鉄球みたいな硬さのボールが選ばれたということでしょうか。

「このボール打ったらヘッド割れるんじゃない?」って同伴者に心配されながらのティショットです。

米国って「割った責任はあなた!」みたいな感じで、クラブが壊れたらコッチの責任になりそうで不安でしたが、心配ご無用の無残な結果となりました。
重いクラブに身体を揺らしながら叩いたボールは「ナイスショット!」の掛け声をもらったのにかかわらず、100ヤードも飛びません。と言うかボールが上にあがらず地面に向かってドライブしていきます。

ロフトがキツ過ぎてボールは浮かず、しかもシャフトが硬くスプリング効果もないのでスイングが遅くなっていたようです。

本当ならものすごく飛ぶはずだったLAのコースは、英語が喋れないためにちっとも飛ぶことなく、後半はショートアイアンでラウンドすることになりました。

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