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最新ギアより飛ぶ?!『ドライバーランキング』古いからと侮るなかれ!

各メーカーさんはニューモデルを発売するたびに『前作よりもさらに飛距離がアップ!』なんてキャッチコピーを付けていますね。確かにゴルフギアの性能は日々進化しています。でも実際は前作と比較してみると、飛距離はそれほど変わらないのが実情……。最悪の場合、前のモデルの方が飛んでいた!なんていう人もいらっしゃいます。

ゴルフドライバー

だって、ニューモデルが出る度に2~3ヤードずつ飛距離がアップしていったら……?1年ごとに新作が発売されるとすると、10年で30ヤードも飛距離が伸びることになっちゃいます。これってあり得ないでしょ?!

ゴルフクラブは新しけりゃ良いってものでもありません!中古ショップに勤める私が、独自の目線で「古いけどこれは飛ぶ!」というクラブを勝手にランキングしました。

もちろんSLEルール適合のドライバーを厳選しておりますのでご安心を…。

【第1位】キャロウェイ HYPER E・R・C

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2007年10月発売

“SLEルール”なるものにより、高反発モデルが規制される直前に発売されたモデルです。

私がお客様に『安くて飛ぶドライバー何かない?』と聞かれた時には、必ずおススメするドライバーです。45インチと今のクラブに比べると短めではありますが、その分ミート率が良い点もおススメポイントです。

が、残念なことに最近は店頭であまり見かけなくなってしまいました。

このドライバー…実は“日本専用モデル”として発売されたことはあまり知られていない事実。

前作の「ERCⅢ」も飛ぶクラブとして人気がありましたが、この「HYPER E・R・C」はオフセンターでヒットした時の飛距離のロスが前作よりも少なくなり、左右のブレが軽減されています。

また、打ち出し角度が高く高弾道で飛ばす設計になっています。総重量も標準シャフトで295g(Rフレックスの場合)とやや軽めなので、シニアプレーヤーでも十分に使えるドライバーです。

60代後半の私の叔母も女性ですが、いまだにこのドライバーが手放せずに7年ほど使っています。どのドライバーを使ってもこれより飛ぶドライバーはない!とニューモデルの飛距離に納得がいかず、このドライバーに戻した人を何人も知っています。

これはイチオシ!本当によく飛ぶドライバーです。

【第2位】テーラーメイド R580

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2002年1月発売

えっ!?古すぎじゃない?と思われるかもしれません。実は私も、このドライバーが飛ぶものだということをお客様から教えていただきました。

このドライバーが飛ぶということが口コミで広がり『あの店にいけば探してくれるよ!』ということで、発売から14年近く経つというのに1か月で7本も売れた実績のあるドライバーです。

こんなに古いんだから高反発モデルで飛ぶんでしょ?と思っていたのですが、実はSLEルール適合のれっきとした低反発モデル。(R580シリーズは高反発モデルもあるので要注意。スコアラインがあるUSAモデルは低反発モデルとなっています)

ヘッド体積400㏄の小ぶりなヘッドは操作性もよく、低スピンで飛ばすタイプです。ヘッドが小さすぎて頼りなさそう…と思われる方は、440㏄のR580XDがおススメ。このXD(エクストラディスタンス)という名の通り、飛ばせるヘッドです。

古すぎる故に店頭で探すのは大変かもしれませんが、今のネット力を駆使すればまだまだ見つかるドライバーです。

【第3位】ナイキ サスクワッチ460

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2007年10月発売

黄色いナイキというと、音が…というイメージがありますね。それだけで食わず嫌いな方もいらっしゃいますが、この「サスクワッチ460」は高めの打音はするものの、後発のSUMOシリーズに比べると音はさほど気にならないかと思います。(音に関しては好き嫌いがありますので個人的な主観として…)

音さえ気にならなければ、つかまり飛距離共に申し分ないドライバーです。ヘッド体積460㏄のシャローフェースで重心距離も長く、方向性も抜群です。オートマチックなドライバーゆえに物足りなさを感じる方にはツアーモデルをおススメ。こちらは操作性もよく叩けるドライバーで、やや上級者向けかと思います。

世界的に有名なプロゴルファー、タイガーウッズが長期間使用していたことも、良いドライバーであることの証です。最近のモデルコバートよりも飛んだ!という評価もあります。

【第4位】ヨネックス NANOV NEXTAGE

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2009年2月発売

かつて石川遼プロが使用していたモデルとして有名なこのドライバー。どうもテニスやバドミントンのブランドイメージ強いせいか、中古市場でも人気薄のYONEX。そのため中古市場でも可哀想なほど安価な価格で推移しているクラブですが、このドライバーは飛びます!

クラブアナライザーのマーク金井氏が『プチドラコンドライバー』と絶賛したドライバーです。430㏄のディープヘッドは小ぶりでつかまりにくい感じもありますが、構えやすくいい顔をしています。ロフトは表記よりも若干多めに感じますので、9°位のロフトでも結構高弾道を描いてくれます。

430㏄に自信のない方は、460㏄タイプもあるのでそちらがおすすめ。安定性もあります。460㏄タイプは46.25の長尺タイプもあるので、さらに飛距離が期待できます。

打音は“ブシュッ”と低めの感じなので、ゼクシオのような高い金属音がお好きな方は気に入らないかもしれません。しかし、コストパフォーマンスは最高。価格以上の仕事をしてくれることは間違いありません。

【第5位】ヤマハ インプレスX 4.6V

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2007年12月発売

決してやさしくはないこのモデル。ですが、芯を喰った時の何ともいえない打感と“バシ~ッ”という打音とともに放たれる一発は、見事な飛距離を生み出します。

重心が高い割に低スピンが打てるヘッドなので弾道は低めですが、吹け上がることなく低弾道で飛ばせるドライバーです。シビアなヘッドなのに標準シャフトは意外とソフトなスペックです。

とにかく叩けるヘッドなので、標準シャフトでは物足りないと感じる方も自分に合ったシャフトに挿し変えて使ってみて欲しい1本です。あの谷口徹プロが賞金王を取った年に、シーズン途中からこのドライバーを使ったというのもうなずける1本です。

【番外編】テーラーメイド SLDR S

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2014年5月発売

古くても良い!というテーマですが、私の最近のドライバーの一押しがコレ!

「SLDR」のイメージが悪すぎて(あまりにも売れなくて、途中からロフトアップすれば使えます的なメーカーさんの販売戦略にもゲンナリ…してしまった私)実際あまりお客様におススメすることの少なかったSLDRでしたが、後発の「SLDR S」はSLDRとは別物のドライバーです。

SLDRよりも弾道も高めなので、それほどハイロフトにしなくても十分な弾道が望めます。とにかくスゴイ!飛びます!

私の知人がこのドライバーを試打してみたら、いままで練習場で当たったことのない高さのネットにバシバシ当たると興奮気味に話してくれました。もちろん彼、即買いです!

テーラーメイドの早すぎるほどのマークダウンによって、新品でもかなり安くなっています。最近のテーラーメイドには珍しくカチャカチャ(ロフト変更機能)が付いていない点も気に入っています。

いかがでしょう?最新モデルもいいけれど、古くても飛ばせるおすすめドライバーはたくさんあります。

最新モデルは価格も高いのでいろいろ買って試すということはなかなかできませんが、私が紹介したクラブは番外編以外のものなら、どれも諭吉さん1枚でお釣りがくるものばかり。気軽に試せる価格です。

カスタムシャフトが入っていたとしても1万円前後。ご自分のお気に入りのシャフトが入ったモデルを探してみるのも面白いと思います。

是非『ぶっ飛びの1本』を探し出して欲しいと思います。

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