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初級者こそアプローチの達人になるべき

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グリーンが近く見えてからがアウト!

Sony Open in Hawaii - Preview Day 3

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グリーンまで50ヤードに迫りながら、実は初級者にとってはここから地獄が待っているのです。

ピッチングウェッジでハーフショットをするも、距離が足らずグリーン手前のラフへ。そこからアプローチウェッジで転がして寄せようとしたらトップしてしまい、ボールはグリーン反対側のラフ。

気持ちが熱くなって続いてのアプローチはクリーンにヒットできず、ギリギリでグリーンにのっただけ。そこから3パットしてしまい、結局グリーンまで50ヤード地点から6打たたく羽目に。このホール、スコアに「8」とか「9」と書くことになります。

なぜか?

ゴルフを始めた頃はアイアンやドライバーがうまくなりたい思いが強く、練習場では最初に7番アイアン、続いて6番や5番とドライバーを打つことが多くなります。ピッチングやアプローチウェッジを練習するとしても、ハーフショットやスイングの振り幅を変えて打つ練習は思いもつきません。

ドライバーの1打も、30ヤードのアプローチも同じ1打であることを、客観的に考えられないからです。これはある程度、コースに出ないと理解できないことです。

コースに出る前夜に打ちっぱなしの練習場で打ち込んだドライバー、アイアンに自信をつけて臨んだラウンド。グリーンに近づいたのに、そこからが練習をしていないショットを迫られ、ミスの連発。2打でグリーン近くにボールを運べても、そこから4打、5打とかかってしまっては、スコアは伸びません。

シンプルに考えよう

Sony Open In Hawaii - Round Two

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アプローチは、中級者以上にとっても難しいものです。それを練習もしていない初級者では、歯がたたないのは無理もありません。

アプローチは、ウェッジでも飛距離の違う2本あるほか、9番アイアンを使ったり、サンドなど、いろいろなアプローチショットが紹介されています。上げて寄せるか、ランニングで転がすか、やり方も違います。

しかし初級者の場合、この際アプローチはシンプルに考えましょう。上げるか転がすかは、これまで少ないラウンド経験ながら過去にうまくいったショットを思い出し、そちらに決めます。バンカー越えのアプローチもあるので、上げたほうが実践的かもしれません。

練習もシンプルに

General Views of Terre Blanche Hotel Spa Golf Resort

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さらに、50ヤード以内のアプローチに使うウェッジもどれか1本に絞ります。2本のウェッジを使う技量はまだないと諦めて、1本だけ練習します。フルショットだけでなく、ハーフショット、振り幅のクォーター、さらに10ヤード、5ヤードの距離用アプローチです。

打ちっぱなしでは、例えば10ヤード、5ヤードあたりに転がっているボールを的にして狙います。実はこれが難しいのです。ダフったり、トップしたり。ここでは工夫しましょう。下半身を使うと、クラブヘッドが同じ高さでボールをとらえにくくなります。

練習場で5ヤードのアプローチ練習は、「1球の値段がもったいない」も初級者の心理。なかなかやりたくはないものですが、ラウンドではこれが大きくスコアに影響すると信じて練習しましょう。

ボールをとらえやすくするには、ボールをヒットするフォームを始めからアドレスで作ってしまうことです。そのフォームを崩さず、クラブを振り上げそのまま下ろせば、ミスが減ります。これには、自分で打ちやすいフォームをいくつか試してみます。

例えば、左足前でヒットするやり方なら、アドレスですでに左足重心にして構え、そのまま重心を動かさないでクラブを振り上げ下ろします。スタンス幅なども変えず、単純にクラブを振り上げ、振り下ろしてヒットする形を自分のものにします。下半身はまったく動かしません。腕だけのスイングです。

自信は大きいプラス要素

筆者は、当時9番アイアンで練習しました。極端な左足重心、まるで左足1本で立っているくらいにします。フェイスを開き気味でボールを打ち、フワッとボールを上げてピンそばに落とし、ほとんど転がらないショットでした。

これがうまくなると、一緒にラウンドしているパートナーから「(初級者にしては)うまい!」と声がかかり、ピンそば30センチなどにつけると「さすが9番の達人!」などと褒められ、本人もその気になって自信がつくものです。

グリーンそばまでボールがいけば、キャディーさんも黙って9番を手渡してくれたりと、もはや自信満々(ただし、筆者の場合そこで満足してしまったので、さらにスコアを縮めるとは行きませんでしたが)。

もちろん、ラフの深さや障害物があったりと、実際のコースには様々なケースが待ち受けます。ただ、練習場である程度バックスイングの振り幅と距離感をつかんでいれば、応用も効きます。

寄せに自信がつくと、コース戦略も立てやすくなります。ミドルホール、6番アイアンで2オンが狙える位置にボールがあり、グリーンの左右には深いバンカーがあるケースを考えましょう。7番で手前に刻むとバンカーのリスクを避けられ、3オン2パットでボギー、あるいは3パットしてもダブルボギーで収まります。

ボギーペースで回れば、18ホールで90打。ダボも9ホールまでなら99でスコア100切りが可能です。

どうですか。初級者こそ“寄せが得意になる1本のクラブ”を持つことで、ゴルフがだいぶ楽しくなりますよ。

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