ゴルフが上達するいい方法は…?思わず唸るゴルフ名言11選【上達編】
ゴルフ名言・迷言の中には、約300年前から伝えられているものもあります。
その中に上達のヒントが隠されていないでしょうか?
この記事では、思わず唸ってしまうゴルフの名言を11個集めました。
練習しても上達しない、練習する時間が取れない、といった悩みを持っているゴルファーの皆さん。先人たちの言葉が、あなたの気持ちを奮い立たせてくれるかもしれませんよ。
目次
「ゴルファーの練習のやりかたには4種類ある」
「ゴルファーの練習のやりかたには4種類ある。すなわちむやみやたらと練習するもの、賢明な練習をするもの、おろかな練習をするもの、全然練習をしないものである」(バーナード・ダーウィン)
イギリスで6人の最高のエッセイストの一人と言われるバーナード・ダーウインは、アマゴルファーとしても一流でした。ゴルフのエッセイも多く執筆したダーウィンは、有名な進化論者、チャールズ・ダーウィンのお孫さんです。
この言葉は、練習の方法も工夫しないと全く意味がないことを示唆しています。
「誰でもシングルになれる」
「誰でもシングルになれる。教え魔に出会わなければ」(ヘンリー・コットン)
1900年代に活躍したヘンリー・コットンは、全英オープンで3回優勝したヒーローです。彼の英国紳士たる優雅さから、現在も「ヘンリー・コットンズ」というアパレルブランドが販売されています。
よく言われる「教え魔」は、あまり上手ではない人に多い傾向があります。自分で上手くなった気分を人に教えることで味わいたいのでしょう。要するに、そんな人にあれこれスイングをいじられてもいいことはない、と指摘してます。
「ゴルフはすぐうまくはならないが……」
「ゴルフはすぐうまくはならないが、いつはじめても遅すぎることはない」(フィリップ・モンクリーフ)
仕事を引退してからゴルフを始めて優雅に楽しむ人もいます。この言葉、決してゴルフに限らず、趣味、仕事、人生においても、新しい事を始める上での教訓に思えます。
「練習が必要な人ほど……」
「練習が必要な人ほど練習をしない」(ベン・ホーガン)
痛烈な言葉です。耳に痛い……。
史上最高のゴルファーの一人に数えられるベン・ホーガン。全盛時の35歳の時、交通事故で骨盤複雑骨折など「再起は不可能」と診断されながら、奇跡の復活を遂げ1953年にはマスターズ、全米オープン、全英オープンの史上初めての3冠に輝きます。
そんな選手に言われたら、ぐうの音も出ませんね。ホーガンはこんな言葉も残しています。
「ゴルフに上達の道は」
「練習以外、ゴルフに上達の道はない」(ベン・ホーガン)
反論の仕様のない事実です。
ここまでキッパリと言い切られてしまうと、潔く「練習しよう!」という気持ちになりますね。
「あなたをトラブルに陥れるクラブを使え」
その練習方法には、こんな言葉も。
「練習場では、あなたをトラブルに陥れるクラブを使え。あなたを満足感でうっとりさせるクラブでなく」(ハリー・ヴァードン)
練習場ではなんとなく周囲の目が気になって、自分がうまく打てるクラブを使いたくなります。
そうするとクラブの苦手意識ができて、コースで反省する羽目に。
ハリー・ヴァードンは1890年代から1900年代に活躍したプロゴルファーで、オーバーラッピンググリップを完成させ、「近代ゴルフの父」と呼ばれています。
道具に頼り切るのではなく自らの力量を鍛えよ、という教訓が得られます。
「その当たりが長続きしないのは……」
「ゴルフでは、ひとつのヒントによって突然当たりがでることがある。だが、多くの場合、その当たりが長続きしないのは、そのヒントにあまりこだわりすぎるからだ」(ジミー・ディマレット)
マスターズ3勝、PGAツアー31勝したジミー・ディマレットの言葉です。
まさに、ゴルフに限らない教訓を秘めています。
一つの成功にしがみつき、新たな工夫やジャンルに挑戦しないことは、ビジネスの上でもよくあることです。
「アプローチとパットを重点的に」「ゴルフは、ボールをカップに入れるゲーム」
「スコアの70%はピンから120ヤード以内で打たれるのだから、アプローチとパットを重点的に練習すべきだ」(ジャック・二クラス)
「ゴルフは、ボールをカップに入れるゲームである。あなたの14本のクラブの中で、ボールをカップに入れるのはパターだけであるのに、なぜパターの練習はおろそかにされるのだろうか」(ジャック・バーク)
この2つは同じように、「アプローチ、パターを練習しないとスコアは良くならない。ドライバー、アイアンに比べて、練習量が少ない」と指摘したものです。
帝王ジャック・二クラスにジャック・バークの言葉。ジャック・バークは全米プロ、マスターズに優勝したほか、ゴルフ理論家としても知られています。
「ミスをひとつひとつ着実に」
「ゴルファーの最も崇高な目的は人を驚かすようなすばらしいショットではなく、ミスをひとつひとつ着実に減らしていくことである」(ジョン・ヘンリー・テイラー)
1800年代後半から1900年代で活躍したジョン・ヘンリー・テイラーは、全英オープン5勝。当時の3巨人の一人と呼ばれました。
技術が身についてくると、ついつい人に感嘆されるようなスタイルを追求してしまいがちですが、一番確実なのはミスを減らしていく堅実な姿勢です。自惚れがちな心を諫めてくれる、丁寧な言葉です。
「いかなる局面でも、自分を支えてくれる心の余裕は……」
最後に、日本の先人の言葉です。
中部銀次郎はサラリーマンでありながら、日本アマに6回優勝したアマチュアゴルファー。プロゴルフトーナメントの西日本オープンでプロを退けて優勝し、「プロより強いアマチュア」と呼ばれました。
「いかなる局面でも、自分を支えてくれる心の余裕は、最終的には自分が積んだ練習の量から生まれてくるものである」(中部銀次郎)
「上達するには練習が一番」との単純な真理にも、これだけの表現があります。
これらを噛み締めたら、さっそく練習場に向かいましょう!
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