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ゴルフの怪我①初心者に多いゴルフエルボー

老若男女に愛されるゴルフは、他のスポーツと比べ激しい動きが少ないので、怪我をする程度が少ないと言われます。幅広い年齢層がプレーし、技術・体力に差があっても楽しめます。

それでも、誤った練習法、過度な負荷をかけることで故障することもあります。特に初心者に多いと言われるのが肘の怪我です。

ゴルフスイングのインパクトで地面を叩いたりすると、肘を痛めます。また、上手くなりたい一心で過度な打ち込み練習をしても、肘に負担がかかります。

肘のトラブル「ゴルフエルボー」について調べました。

ゴルフエルボーとは

上腕骨内上顆と呼ばれる肘の内側にある筋肉は、指や手の関節を曲げる役割を果たします。この筋肉(屈筋)に負担がかかると炎症を起こし、いわゆるゴルフエルボーとなります。テニスエルボーと同じ症状です。

ラウンド中やラウンド後に肘関節の内側にジーンとする痛みを感じたり、その部分を押した時により強い痛みを感じます。左腕に力が入っていれば左側に、右腕に力が入っていれば右側に痛みが生まれます。

アメリカのスポーツ整形外科学会によると、ゴルフエルボーはアマチュア・ゴルファーが多く経験するとあります(プロゴルファーはより手首の損傷が多い)。特に、プレーの頻度、例えば短い期間に多くラウンドする、や年数に影響されると、しています。

肘の障害対策は?

プレー中などで肘に痛みを感じたら、プレーは中止しましょう。無理のないストレッチで痛みを和らげましょう。無理に伸ばすとかえって筋肉を痛めます。気持ちよくなるところまで伸ばして、少しづつ可動範囲を広くしていきます。

ゴルフ場などでは、入浴して温めてからストレッチをするのが効果的です。また、ストレッチでは息を止めないで行います。息を止めると、身体が緊張状態になるので柔らかくなる効果が得られません。ストレッチ動作は反動をつけて動かさないことです。弾みをつけると、筋肉を痛めることになります。

再発防止策は

痛みを感じる間は、ゴルフは避けましょう。日常生活でも重い荷物は持たないようにします。痛めた筋肉が再発させないためには、少しずつ筋力を上げるトレーニングが必要です。軽めのダンベル、あるいは砂を詰めたペットボトルなどを用意し、手首の掌屈、背屈を繰り返し、筋力を強化します。

ゴルフを再開する場合は、なるべくアップダウンの少ないコースを選びます。また、正しいスイングを身に付けることを心がけ、できるだけ芝の上で練習するか、ボールをティーアップさせて打つようにします。

膝関節炎にも注意

普段から運動不足のアマチュアゴルファーは、長い距離を歩き、アップダウンのあるコースでは膝を痛めることもよく見られるケースです。スイング時も膝には負担がかかりやすく、膝関節炎を起こすことがあります。悪化すると、慢性関節炎となり膝に水がたまることがあります。

高齢となって大腿四頭筋の衰えや、肥満などから関節の炎症が進んでしまいます。予防するには、ラウンド、練習前のストレッチが肝心です。関節が硬いままで運動すると、痛めやすくなります。

準備体操でよく関節をほぐして、なめらかに関節が可動するようにしましょう。この場合、膝関節だけではなく、股関節や肩関節、手首なども一緒にストレッチで動かします。特に下半身では、相撲の四股のポーズをすると、膝関節、股関節が柔らかくなり、効果的と言われます。

次回のゴルフの怪我は、腰、首について紹介します。

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