【2017年】香妻琴乃、シード権を失い悔し涙!可愛く実力もある彼女の来季復活に期待
- 2017.01.02
- 女子ゴルフ
まるでモデルのようなルックスとスタイルで、美人ゴルファーとしても大人気の香妻琴乃(こうづまことの)選手が、来季のシード権を失ってしまいました。
香妻選手は、2014年に賞金ランキング19位で初シード権を獲得。翌年2015年には、賞金ランキング48位で2年連続シード権を獲得しました。今季は初優勝も期待されていただけに、とても残念な結果です。
昨年から腰痛に苦しみ、トレーニングやケアを続けながら戦い続けきた香妻選手。シード権を失ってしまった時には涙がポロポロと止まらなかった、そんな香妻琴乃選手のことを調べてみました。
あと一つ順位をあげることができたら……。そのプレッシャーはとても大きかったと思います。
香妻琴乃 ゴルフの経歴
香妻選手は、父親の影響で3歳からゴルフを始めました。幼少時代は、横峯さくらさんの父親が主催する「めだかクラブ」に在籍。香妻選手と横峯選手の父親が、「一緒にゴルフを楽しめるようになりたい」と小学生の頃から英才教育を行い、ゴルフ漬けの毎日を過ごしていました。
友達と遊ぶこともできずに、一日に4~5時間も練習に打ち込んだそうです。当時はゴルフはまったく楽しくないし、練習も嫌々と行っていたとのこと。それでも一生懸命にゴルフに打ち込んできたのは、生まれ持った負けず嫌いな性格もあったのかもしれませんね。
中学からは、スポーツの名門でもある「日章学園」に進学して、更にゴルフの腕を磨いてきました。高校生になるとコンスタントに「60」台の成績が出るようになり、この頃からゴルフが楽しいと思えるようになってたそうです。
高校2年生から、JGAナショナルチームの一員として、国際大会でも活躍し始めます。全国高等学校ゴルフ選手権春季大会で2位タイ、日本ジュニアゴルフ選手権競技女子15歳~17歳の部で2位、九州女子選手権では優勝した実力の持ち主です。
そして2011年にプロテストに一発合格し、プロとして活躍しています。プロに転向してから思うように成績が残せずにいましたが、2013年のステップアップツアー「ANA PRINCESS CUP」で、プロとして初優勝しました。
これをきっかけに、2014年は、プロゴルファーとして一気に頭角を現した1年になりました。「サマンサタバサレディス」と「ミズノクラッシック」で優勝争いもみせて、プレーオフにもつれ込み、いずれも2位という成績を残しました。
この年は賞金ランキング19位と大活躍して、初の賞金シードを獲得したのです。トップ10入りも7回と絶好調で、美人で可愛いプロゴルファーとて注目され、初優勝も近いと期待されました。2015年は、腰痛に苦しみ苦戦しましたが、後半に追い上げをみせて、賞金ランキング48位。2年連続でシード権を獲得しました。
そして腰痛とも戦った今シーズン。2016年は香妻選手にとって、とても厳しい戦いとなりました。2年連続で獲得したシード権を失ってしまったのです。
香妻琴乃 来季のシード権を失う
香妻琴乃選手は、今シーズンは4戦でトップ10入りを決めた一方、5試合連続の予選落ちをするなど、今季は腰痛の影響から好不調の波がとても激しい一年となりました。出場33試合で、18試合の予選落ちとなってしまったのです。
香妻選手にとって、今季の最終戦となった11月17日から開催された大王製紙エリエールレディスオープン。賞金ランキング51位からシード権をかけた戦いです。あと一つ順位をあげることが出来れば、来季のシード権が得られるという、強いプレッシャーのかかった大会となりました。
しかし、2日間プレーした結果は、通算1アンダーの60位で予選落。賞金ランキング52位という結果に終わり、2年連続で確保していたシード権を失ってしまったのです。
「自分のベストを尽くすことだけに集中」と自らに言い聞かせましたが、力が発揮できませんでした。
昨年から悩まされた腰痛について、
「腰痛はもう大丈夫です」
「成績だけ見れば、調子が悪いように見えるかもしれませんが、昨季と比べると決して悪くはないですよ」
と笑顔で語っていました。
オーバーワークにならないように、休養もとるように心がけました。トレーナーと一緒に腰に負担がかからないトレーニングメニューをこなし、昨年までの腰に負担のかかってしまうスイングもコーチとトレーナーと相談しながら改善して、マッサージや超音波による治療も行い、また体に負荷をかけた状態で静止ポーズを取る「スタビライゼーション」というトレーニングで改善も図ってきました。
自分で考えたトレーニングは、筋力をアップさせるメニューで筋肉を大きくさせるためのメニューだったそうです。腰痛に苦しんでいるプロゴルファーが多いですよね。ゴルフは上半身と下半身の捻転が、やはり腰の負担になってしまうのかもしれません。
アマチュアでも悩まされている方が多いのではないでしょうか。痛みを抱えたままでは、決して良いスコアは出ません。無理なスイングは腰に負担をかけてしまうだけです。いつまでもゴルフを楽しみたいと思うのは、プロもアマチュアも一緒です。闇雲にスイングするよりも、レッスン動画などで研究してみるのもいいかもしれません。しっかりとケアしてあげることも重要です。
琴乃さんの深刻な腰痛は、2014年の10月「日本女子オープン」の練習ラウンドから発症したそうです。疲労から、徐々に痛くなっていきました。腰痛はもう大丈夫!そう思って挑んだ今シーズンでしたが、やはり腰痛の影響でしょうか。開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」では10位タイ。でも次の「ヨコハマタイヤ」では予選落ち。「Tポイントレディス」では22位タイ。しかし次の「アクサレディス」では予選落ち。好調と不調の波が顕著に表れてしまいました。
大王製紙エリエールレディスオープンの後には、
「私はシードをとるということよりも、優勝しか見えていません」
と、涙をポロポロと流しながらも、気丈に次への意気込みも語っていました。
そして12月2日、来季の出場権をかけた最終予選会(ファイナルQT)が開催されました。このファイナルQTの順位によって、来季のトーナメント出場権が得ることが出来るのです。シード権を持たない選手にとっては大事なトーナメントです。
しかし、やはり腰痛の影響が出てしまったのか、初日は55位タイと大きく出遅れてしまいます。2日目は62位タイとさらに落ちてしまったものの、3日目で48位タイまで順位を上げました。
そしてトータル5オーバーで迎えた最終日。追い上げを見せたものの5バーディ、4ボギーの「71」でプレーして、通算4オーバー。優先権は44位という成績に終わり、フル出場権は難しい状況となってしまいました。
来季は24試合という限られた試合数の中で、戦うこととなります。最終日を第1組でホールアウトした香妻選手には、笑顔も涙もありませんでした。最終予選会ではライバルたちの途中結果がわからず、各選手のプレーを待たなければなりません。
「まだ来年の出場権がどうなるかわからないので」と複雑な表情を見せていましたが、フル出場権は難しいと感じていたようです。
シード権獲得まであと一歩で手が届かず、悔しい一年となってしまいましたが、腰痛を抱えながらも素晴らしいプレーをファンに見せてくれました。
香妻琴乃の美しいスイング
まずは実際に琴乃さんのスイングをご覧ください。
トップからフィニッシュまで、一気に振りぬいているように見えます。トップは右肘を高く上げ、右の膝がトップの位置で動かず、上体は脱力して、左足にパワーを溜めて、高い位置から一気に振り下ろし、腰を急速に回転させるスイングです。ダウンで左に踏み込んだ時に、左のつま先がまったく開いていません。そして体の軸がしっかりとしています。
テイクバックのトップの位置は、肩の可動域がとても広く女性ならではの柔らかさでもありますね。グリップは強すぎず、弱すぎず、箸を持つような感覚だそうです。この安定したショットで、大きな飛距離を出しています。
身長が157cmでとても小柄でキュートなイメージがありますが、ドライバーの平均飛距離は260ヤード。この飛距離が彼女の武器でもあり、小さな飛ばし屋です。かなり腰には負担があるように見えますよね。ゴルフでは腰の回転が重要となりますが、どの選手よりも力強く見えます。
ダイナミックなスイングにも強気な性格が表れているような気がしませんか。ちなみに香妻選手がドライバーショットで気をつけているところは、下記2点だそうです。
- テイクバックを真っ直ぐに引く
- フィニッシュは常に同じ場所へ
テイクバックとフィニッシュを意識しています。
香妻琴乃 まとめ
モデルのようなルックスで、ゴルフウェアも私服もとてもオシャレ、ゴルフの実力もあり、男性ファンだけではなく、女性ファンも多い香妻琴乃選手。twitterのフォロワー数は4万を超えています。
国内シェア3位の大手化粧品メーカー(株)コーセーが女子プロゴルファー9名とスポンサー契約をしましたが、香妻選手もそのうちの1人。とても肌が白く綺麗で、日焼け対策なども手を抜いていません。
なお、コーセーと契約したゴルファーは、香妻選手の他に、北田瑠衣選手・原江里菜選手・松森彩夏選手・有村智恵選手・笠りつ子選手・森田遥選手・金田久美子選手・斉藤愛璃選手です。美人ゴルファー勢ぞろい、といった感じですね。
可愛らしい香妻選手ですが、「性格が悪い」などの噂をされてしまったことがあります。
ミスショットをした瞬間に、地面にクラブを叩きつける……。パットを外してしまった時には、パターでグリーンを叩く……。そういった行動から出た噂のようですね。
しかしそれは、思うように自分のプレーができず、悔しさのあまりに思わず出てしまった行動です。だから性格が悪い、と判断するのは少し短絡的ではないでしょうか。ゴルフは紳士のスポーツですから、クラブを叩きつけるような行動はあまりよくありませんが、いろいろ噂をされてしまうのは注目されている証拠とも言えます。
このように、香妻選手は、とても負けず嫌いな性格なようです。負けず嫌いな性格でなければ、プロとして勝ち残ってはいけませんよね。笑顔はとても爽やかで可愛らしく、普段のファッションやネイルも可愛い!
そんな香妻選手も、今年で24歳になりました。ファンとしては、年齢的にも結婚や彼氏の噂が気になるところです。
しかし、幼い頃からゴルフを始め、学生時代も勉強と練習で忙しい毎日を過ごしてきた香妻選手。プロになってもトレーニングに励み、練習には手を抜かない彼女。結婚や彼氏の真相はわかりませんが、少し気持ちに余裕が出来たら、プライベートの話題も聞けるかもしれませんね。
弟の陣一郎選手も、プロゴルファーとして活躍しています。陣一郎選手は、琴乃選手の2歳年下で、2歳からゴルフを始めています。琴乃さんと同じ日章学園へ進学して、アマチュア時代から活躍し、2012年からプロゴルファーに転向しました。
2016年には下部ツアー「elite grips challenge」でツアー初優勝しています。
香妻陣一朗がチャレンジツアー初優勝/elite grips challenge 最終日 https://t.co/VQgzt1TaYu #GDOニュース #ゴルフ
— GDOニュース (@GDO_news) September 23, 2016
香妻陣一朗がチャレンジツアー初優勝/elite grips challenge 最終日 https://t.co/VQgzt1TaYu #GDOニュース #ゴルフ
— GDO編集部 (@GDO_news) 2016年9月23日
琴乃選手のtwitterにもたびたび登場しており、とても仲良しな姉弟のようですね。琴乃選手のキャディーを務めたこともあります。この陣一郎さんの活躍も刺激になるかもしれませんね。
来季は限られた試合数の中で、戦うことになってしまいましたが、腰痛の治療も受けながら、十分なケアを行い、また優勝争いも見せてくれるのではないでしょうか。
来季は悔しい涙ではなく、嬉しい涙を見せてほしいですね。たくさんのファンが見守っています。これからも応援しています。また素敵な笑顔をファンに見せてください。これからの活躍に期待しています。
香妻琴乃(Kotono Kozuma)
生年月日 1992年4月17日(24歳)
身長 157cm
体重 51kg
血液型 A型
出身地 鹿児島県鹿屋氏
出身校 日章学園高等学校
ゴルフ歴 3歳から
プロ転向 2011年
得意クラブ ドライバー
趣味 音楽鑑賞・ヨガ
契約 ウェア:サマンサタバサ
クラブ・ボール:ダンロップ
所属 サマンサタバサ
香妻琴乃 成績
2016年
大王製紙エリエールレディスオープン 予選落ち
伊藤園レディスゴルフトーナメント 予選落ち
樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 予選落ち
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 12位タイ
富士通レディース 予選落ち
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 5位
ニトリレディスゴルフトーナメント 8位
CAT Ladies 8位タイ
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 10位タイ
2015年
スタンレーレディスゴルフトーナメント 5位タイ
日本女子オープンゴルフ選手権競技 6位タイ
ニトリレディスゴルフトーナメント 10位
2014年
[STEPUP]中国新聞ちゅーピーレディースカップ 優勝
[STEPUP]山陽新聞レディースカップ 7位タイ
[STEPUP]カストロールレディース 2位
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 6位
ミズノクラッシック 2位タイ
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 5位
ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 5位
ニトリレディスゴルフトーナメント 7位
タイサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2位
サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント 4位タイ
2013年
[STEPUP]中国新聞ちゅーピーレディースカップ 6位タイ
[STEPUP]ANA PRINCESS CUP 優勝
2011年
[STEPUP]ルートインカップ 阿蘇グランヴォリオレディース 4位タイ
香妻琴乃 クラブセッティング
※2016年ダイキンオーキッドレディス 練習日
ドライバー
ダンロップ ゼクシオ ナイン ドライバー
UST マミヤ ATTAS G7 5S
FW & UT
ダンロップ ゼクシオ ナイン フェアウェイウッド(3番15度・7番20度)
ダンロップ スリクソン Z U45 ユーティリティー(4番22度)
アイアン
ダンロップ スリクソン Z545 アイアン(6番~P)
ウェッジ
クリーブランド RTXフォージドウェッジ(48度・52度・58度)
パター
オゼッセイ プロタイプ ix #1
ボール
ダンロップ スリクソン Z-STAR
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際の使用ギアとは異なる場合があります。