これで印象アップ間違いなし！接待ゴルフの礼状の文例

ゴルフコンペは、社外の取引先や社内の上司・同僚との親睦を深める大切な場です。
当日のラウンドでの立ち居振る舞いや相手への配慮はもちろん、コンペ後の対応も、ビジネスマンとしてのあなたの印象を左右します。

SNSやメッセージアプリなどで気軽にお礼を伝えることもできますが、社外の取引先の方へは、メールや手紙で礼状を送るのがビジネスマンとしてのマナーです。
とくに接待ゴルフの場合、接待した場合も接待された場合も、速やかに礼状を送りましょう。

ここでは、取引先に送る接待ゴルフ礼状メールの文例を、書き方やマナーとともに紹介します。

礼状メールは当日中に出しましょう

接待ゴルフのお礼メールは、当日中に送りましょう。

出勤後にメールチェックをする方が多いので、遅くても翌朝、週末にコンペがあった場合は月曜日の朝までに送るのが基本です。

感謝の気持ちを自分らしい言葉で伝えましょう

お礼状メールを素早く送っても、定型どおりで堅苦しい文章では、感謝の気持ちが伝わりません。

相手に対する感謝の気持ちを、自分らしい言葉で伝えましょう。
もちろん、ビジネスメールなので、一定の形式は守る必要があります。しかし、ただのコピー＆ペーストのような文章では、「ただ送っただけ」という投げやり感を相手に与えてしまいかねません。
必ず、「その日あったこと」を「あなたの言葉で」添えるようにしてください。

参加していただいたことや招待していただいたお礼だけでなく、ゴルフやビジネスについてアドバイスしていただいたこと、車で送迎していただいたことなど、相手の心遣いに対する感謝の気持ちを一筆添えることで、あなたの人となりが伝わります。

今後も良好な関係を築きたいという思いを伝える

接待ゴルフは、ビジネスでの関係をより良くしていくことが狙いなので、お礼メールの最後には「今後も良好な関係を築きたい」という旨、添えるようにしましょう。

目上の方に対しては、お体に関する気遣いの一言も添えるとスマートですね。

写真があれば添付しましょう

ラウンドの際に写真を撮影していた場合は、メールに添付すると喜ばれます。

なお、メールではなく手紙に現像した写真を同封すると、さらに印象に残ります。特別に大事な取引先の場合は、メールでデータを送りつつ、後日手紙も届くようにしておくと効果的ですよ。その場合、いつ・どこで撮影した写真か分からなくなってしまわないように、写真の裏に、「ラウンドした日付」「開催したゴルフ場名」「一緒に写っている方の氏名」などを書き添えましょう。

頭語（書き出し）と結語（結び）

即日または翌日に出すので、「拝啓」ではなく「前略」で始めるほうがよいでしょう。前略で始まる場合、最後は「草々」で結びます。

なお、文章の結びには注意点があります。
「まずは、取り急ぎお礼まで」という文言を最後に入れる方が多くいらっしゃいますが、「とりあえず」「間に合わせの処置として」という意味合いがあるため、取引先や目上の方への使用は絶対にNGです。

また目上の方の健康を気遣う際によく使用される「自愛」は、「体を大切にする」という意味です。ですから、「お体をご自愛ください」ではなく「ご自愛ください」と結びましょう。
「お体を」をつけてしまうと、「頭痛が痛い」のような重複表現になってしまいますよ。

具体的な文章例

接待した側が送る文例

件名

○月○日　ゴルフコンペご参加のお礼

本文

□□□株式会社
代表取締役　○○○様

前略　本日は、お忙しいなか、弊社主催のゴルフコンペにご参加いただき、ありがとうございました。
○○○様とご一緒のラウンドは、とても有意義な体験でした。
ゴルフだけでなく、ビジネスに関しても貴重なアドバイスをいただき、大変感謝しております。
また○○○様とラウンドをご一緒できる機会を楽しみにしております。
仕事もゴルフも、まだまだ未熟な私ですが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

撮影いたしました写真を本日郵送いたしましたので、どうぞお納めください。
まだまだ厳しい寒さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。
草々

株式会社△△△
営業部
×××

接待された側が送る文例

件名

○月○日　◇◇ゴルフコンペご招待のお礼

本文

□□□株式会社
代表取締役　○○○様

前略　本日は、◇◇ゴルフコンペにご招待いただきありがとうございます。
久しぶりのラウンドでしたが、素晴らしいゴルフ場でプレーでき、心身ともにリフレッシュすることができました。
ラウンド中は、ゴルフやビジネスに関する○○○様のお話を伺うことが楽しく、貴重で有意義な時間を過ごすことができました。
また、営業部の◎◎課長には、わざわざ送迎していただくなど、お心遣いいただき感謝しております。◎◎課長にも、よろしくお伝えください。

おかげさまで、楽しい週末を過ごさせていただきました。重ねてお礼申し上げます。
今後とも引き続きご厚情賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
草々

株式会社△△△
×××

最後に

お礼状メールは、即座に送ることが大切です。
メールなので、文書や手紙のように型にこだわりすぎずに、相手に感謝の気持ちを伝えることを優先しましょう。
しかし、長々とした文章は敬遠されます。短い言葉で的確に、感謝と、今後も引き続き良好な関係を築きたいという思いを伝えましょう。