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ヨーロピアン・ツアーの上品な遊び心に触れる~⑪ミケルソンの必殺フロップ・ショット・チャレンジ!~

  • 2017.01.26

ヨーロピアン・ツアーの上品な遊び心触れる第11弾は、フィル・ミケルソンのクレイジー・ショットのひとつ“フロップ・ショット・チャレンジ”をお届けいたします!

以前“フィル・ミケルソンの大脱出トップ10!みんなのチャンピオンが魅せるクレイジー・ショット特集!”でも6位にランクインしていた伝家の宝刀フロップ・ショット!解説者が“ridiculous(バカげている)!”とジョークを交えて大絶賛したショットに、ヨーロピアン・ツアーのトッププロが挑戦します!

まずは、本家フロップ・ショットをご覧下さい。

大会は2014年に行なわれたフェデックス・セントジュード・クラッシックです。

初日の第4ホールでミケルソン選手がピンチを迎えます。気持ち良く放ったティーショットは、グリーン近くに設置されたスプリンクラーに当たり、グリーン奥のラフまで大きく弾かれてしまいます。

奥から下っているグリーンの途中にあるホールに寄せるのは、ほぼ不可能な情況。この大ピンチでミケルソン選手が選択したショットが“フロップ・ショット”なのです。

World Golf Championships-Dell Match Play - Round Three

Licensed by gettyimages R

ラフにふんわりと浮くように止まっているボールに対して、ウエッジのフェイスを極限まで開いてのフルスイングです。ミリ単位の精度が要求されるリスクの高いショットを選ぶミケルソン選手に対して、解説者からも失笑が漏れます。

「こういうショットがフィルは大好きなんだよ!」

そして、そのショットが成功すると…。

「そんなバカな!はっはっはっ!」

と、ミケルソン選手の見事なフロップ・ショットに大喜びです。ほぼ、フルスイングなのでトップしてしまえば、そのボールはティーグランドに向けてまっしぐらに飛んでいってしまうでしょう。

また、ボールの下をクラブがくぐってしまったら、いわゆる“空振り”です。ほんのわずかなミスも許されないショットを、躊躇なく決めてしまうミケルソン選手のショットの精度には驚かされるばかりです。

フィル・ミケルソンの必殺フロップ・ショット・チャレンジ!

Aberdeen Asset Management Scottish Open - Day Four

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さて、今回のチャレンジが行なわれたのは、本シリーズではすでにおなじみのアバディーン・アセット・マネージメント・スコットランド・オープンです。

毎回、この大会をご紹介する時に“全英オープンの前哨戦”として、とても重要な大会であることを書かせていただいておりますが、そんな中で行なわれたユニーク企画であることを特筆しておきます。

まずは、会場設営から

ヨーロピアン・ツアーのスタッフが、ミケルソン選手を型取った等身大のプレートをセットして、そのすぐ後ろにカップを切ります。

ボールからプレートまでは約2メートル、プレートからホールまでは約4メートル、計6メートルのフロップ・ショットでのニアピン対決です!ティーグランドのすぐ前に設置されたミケルソン選手の等身大のパネルが、アプローチを邪魔する障害物となります。

最初にミケルソン選手がお手本を見せてくれますが、いつもと少し勝手が違うようです。

「このような短い芝の上からのロブショットはとても難しいよ。特にイギリスのグランドは固いから、さらに難易度は増すことになるね」

それでも、見事ピン側39cmにつけました!打ち終わってからも、このショットの難しさをアピールしていました。

「このグランドでのロブショットは大変だよ!ほとんどの選手は、トライもしないよ!」

さて、難易度の高さに対して本家ミケルソン選手のお墨付き(?)が出たところでフロップ・ショット・チャレンジのスタートです!

選手紹介

AAM Scottish Open - Previews

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ミケルソン選手の人気にも後押しされて、多くのギャラリーも詰めかけました!また、このチャレンジにはギャラリーに負けないほどの多くのトッププロが参加してくれました!

リッキー・ファウラー(アメリカ)
ポール・ローリー(スコットランド)
ジャスティン・ローズ(イングランド)
ポール・マッギンリー(アイルランド)
ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)
ローリー・マキロイ(北アイルランド)
ルーク・ドナルド(イングランド)
リー・ウエストウッド(イングランド)
ミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)
アーニー・エルス(南アフリカ)
トーマス・ビヨーン(デンマーク)

あまりに、多くの選手が参加している為、全員ピックアップできませんでした!ここにもミケルソン選手の人気の影響がでているのかもしれませんね!

ヨーロピアン・ツアーのトッププロも、このチャレンジの難しさには少々手こずっていたようです。

Barclays Scottish Open - First Round

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本シリーズの“水切りゴング・ショット・チャレンジ”で活躍したマッギンリー選手は「ティーアップしていい?」と懇願してみたり、ある意味ヨーロピアン・ツアーの顔とも言えるヒメネス選手はリフティングでごまかしていましたね!

さて、おなじみのメンバーが出揃いましたが、だれがミケルソン選手よりも近くに寄せることができたのか?それとも、クレイジー・ショット中毒のミケルソン選手が貫禄で優勝を奪ってしまうのか?!

結果はその目で確かめてください!

(完)

 

この記事を書いたライター

全盛期のハンディキャップは「8」。アメリカで鍛えたゴルフの腕には自信あり。
一番の思い出は500ヤードを超える正真正銘のパー5で2オン1パットのイーグルを達成したこと。
好きなクラブは6番アイアン。日本のコースでのティーショットは、6番アイアンを持つことが最も多い。

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