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長めのラフからのショット、アマチュアが陥りがちな3つの誤解

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私たちが普段プレーするゴルフコースのラフの長さは、通常30~40ミリくらいではないでしょうか。

先日行われた日本オープンや女子オープンのコースセッティングのように、足首まですっぽり隠れてしまうような芝が伸びているコースは、ほとんどありません。それでもティショットがラフに入ってしまえば、なんの問題のないフェアウェイから打つショットと比べると、難易度が高くなり、スコアにも影響してきます。

ラフにボールが入ってしまったとき、アベレージゴルファーの大半は、芝の抵抗に負けないように、グリップを強く握り、上から強くダウンブローに打ち込む傾向があります。さらに、ボールの手前のラフに食われて、クラブフェースがコントロールできずに、ボールがどこに飛び出してしまうか分からない恐怖心から、さらに強く握り、本能的にクラブフェースを被せるゴルファーが多いのはないでしょうか?

グリップを強く握れば、自然に上半身にも力が入ります。当然、バランスが崩れ、本来のスイングはできなくなり、ミスショットという結末が待っています。

誤解1、クラブフェースを被せていませんか?

New Zealand PGA Championship: Day 4

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基本的にはボールとクラブフェースの間に、必ず芝が挟まります。クラブフェースを被せる分だけ、フェースが芝に広くぶつかるということですから、さらに抵抗は増しますし、上からダウンブローに押さえつける動きをすれば、さらにクラブヘッドは深いラフに入っていきます。

つまり、力めば力むほど芝の抵抗は増えるのです。ラフからのショットを打った後に、アマチュアゴルファーのクラブフェースを見ると、ほとんどの人がフェースの上部で打っています。その原因は、伸びたラフに入ったボールが沈んでいるように見えても、ボールと地面の間には隙間があるので、打ち込んだ結果、クラブフェースの上に当たってしまっているからなのです。

ですから、特に長いラフからのショットはダウンブローに打ち込むよりも、払い打ちが正解なのです。払い打つことで、インパクトでの芝の抵抗は軽減され、安定したショットが打ちやすくなります。クラブヘッドの入り過ぎを抑えることが、ラフからのショットの一番のポイントといえるでしょう。

誤解2、ダウンブローで打ち込んでませんか?

the Memorial Tournament presented by Nationwide - Round One

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クラブを被せ気味にして構えるアマチュアとは反対に、プロや上級者はラフが深くなればなるほどクラブフェースを開きます。その理由は、クラブヘッドがラフの中で絡まるのはフェースではなく、ネックであることを知っているからです。ネックに芝が絡まると、クラブヘッドは返りやすくなってしまうので、最初からフェースを開いているのです。

アベレージゴルファーはフェースを開いたら、ラフの抵抗に負けてしまうという先入観があるので、ラフが深くなるほど被せてしまいますが、ネック部分が返ってしまうのを抑えるためには、クラブフェースを少し開いて、アッパー気味にスイングするといいでしょう。

その理由は100切りレベルのゴルファーは払い打ちよりもアッパー軌道のイメージでスイングしたほうが、インパクトよりもフォロースルーに意識がいきます。スイングイメージとしては、バックスイング4、フォロースルー6の割合で打ったほうが、芝を刈り取れるのです。

上から打ち込む意識は、反対にトップからインパクトまでの力みを助長させてしまうので、力み過ぎてしまう傾向の強い人は極力レベル、あるいはアッパーに打って、クラブヘッドが深く入り過ぎないようにするべきです。ラフからのショットでの一番のテーマは、芝の抵抗を減らすということなのです。

誤解3、フライヤーの計算をしていませんか?

LPGA Founders Cup - Final Round

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最後に、ラフからのショットで問題点によく挙げられるのはフライヤーです。トーナメント中継を見ていると、プロがラフからのショットを放ち、グリーン上に直接着弾させると、バックスピンがかかっていないため、ボールは止まらず、グリーンの奥まで転がってしまうシーンをよく見かけます。

芝の抵抗に負けて、飛距離が落ちてしまうのか、プロのようにフライヤーになって飛び過ぎてしまうのか、当然考えてしまいますよね。ただ、アマチュアが普段プレーするコースでは、残り距離にあった通常の番手で問題はないと思います。バックスピン量は当然減りますから、ピタッと止まることはありませんが、ラフの抵抗によってキャリーの距離が多少落ちた分だけランが増えて、プラスマイナスを計算すると、トータルでいつもの番手と同じ距離というわけです。

ヘッドスピードによって、飛び方の差は多少ありますが、一般的なヘッドスピード、ラフの長さを考慮すれば、飛び過ぎをそれほど心配する必要はありません。ランが多い分、フライヤーになったと思う人も多いかもしれませんが、逆に6番アイアンよりも長いクラブになると、芝の抵抗に負けて、番手以上飛ばないドロップボールが出ることも覚えておくといいでしょう。

Aberdeen Asset Management Paul Lawrie Matchplay - Day Two

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いかがでしたか?今回長いラフからの打ち方について書きました。逆に、短いラフでボールが浮き気味の場合は、フェースを開か無い方が良いのです。また、逆目の場合は開いた方が良い・・等々、ラフ一つでも沢山の状況に合わせた打ち方が存在します。

あなたはラフでの打ち分けがしっかり出来ていますか?

ラフに打ち込ま無い様なショットの正確性も手に入れたいものですが、そうそう上手く行か無いのがゴルフの面白いところです。

 

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