アマチュアの試合ってどんな感じ!?どうやって出るの?いろいろな競技方法を紹介
皆さんは試合っていうとどんなイメージがありますか?
ちょっとハードルが高いなとか、ルールを知ってないとダメでしょ?とか、上手い人たちがいっぱいいて怖いな、とか。様々なイメージがあると思いますが、今回はアマチュアの試合の実態を紹介していきたいと思います。
普段のゴルフと試合の違い
試合と言っても様々で、個人戦や団体戦、1日競技から2日、3日、4日と続くもの、地区や全国につながっていく試合、マッチプレーやスクランブルなど競技方法もたくさんあります。
まず1番オーソドックスなストロークプレーについて説明します。
試合当日。だいたいの選手は1時間〜1時間半前には到着し、各々ストレッチをしたり、ショット練習やパット練習をして、10分前くらいにスタートホールへ向かいます。ここまでは普段のラウンドと変わりませんね。ここからちょっと緊張感を高めるイベントが。
だいたいスタートホールにテントが設置されそこに呼ばれます。名前を確認され、マーカー(スコアを付ける人)を指定します。ピンポジションが配られ、ローカルルールなどの変更がないか説明されます。そしてスタート時間になると順に名前をコールされティーオフとなります。この時間が1番緊張感が高まる瞬間だったりします。
そして無事に18ホール終えるとスコアを提出するアテストがあります。お互いのスコアに間違いがないか確認し、サインをするのですが、スコア誤記や、サインのし忘れなどがあると失格になってしまう場合もあるので、1番大事な場面とも言えます。
自分との戦い、個人戦
ゴルフは基本的にチームメイトなんてものはいないので、すべて自分自身で管理します。いつ試合があって、エントリーがいつまでで、練習ラウンドの予約、全国大会なんてなると宿泊、交通手段もすべて手配しなくてはいけません。
だいたい試合前に試合要項と組み合わせなどが郵送され、スタート時間やローカルルールなどを事前に確認します。ゴルフのプレーはもちろんですが、エントリーし忘れや、遅刻、宿泊や交通の手配ミスなど全ては自分の責任で誰のせいにも出来ないのです。大きな試合ほどそんなミスはしたくないですね。
仲間がいる喜びと同時に重圧も、団体戦とは
ゴルフの団体戦ってぱっとイメージしにくいと思いますが、学校、企業、倶楽部、市町村、国など結構あって、人数は試合によりますが、3〜10人くらいが多いでしょうか、そのうちの何人かの合計スコアで競われます。
最近私が参加した倶楽部対抗というものを例にあげますと、各ゴルフ場のメンバーの代表が6人ずつ出場し、そのうちの良いスコア4人の合計で競います。
個人戦と違うのは自分だけの成績じゃないということ。良いスコアならみんなで喜んでくれるけど、いつもより悪いスコアだったりすると、申し訳ない気持ちで一杯になります。その分プレッシャーも強くなるのです。
自分1人じゃ出せないようなスコアもでる、スクランブル
競技方法の1つにスクランブル方式というものがあります。4人でティーショットから全員で同じ場所から打ち、ベストなボールを選び、そこからまた全員で打つということを繰り返しホールアウトします。なので、全員80台のゴルファーでもうまくハマれば60台も出ます。
ただティーショットに関しては、1人何回は採用しなくてはいけないというルールがあったりします。それが以外と難しいみたいです。
1対1の戦い、マッチプレー
マッチプレーとはホールごとに勝負するプレー方法で、ストローク以上に心理戦になってきます。自分が良いプレーをすればそれでいいはずなんですが、どうしても相手のミスを願ってしまったり、普段以上に勝負を意識したゴルフになります。
1打差でも5打差でもそのホールの勝ちは勝ちなので、大叩きするホールが必ずあるとか、バーディーをたくさん取れる、という方はマッチプレー向きと言えます。ただマッチプレーを出来る試合が少ないので、なかなか経験するのは難しいかもしれません。
試合は楽しい
書いて字のごとく「試し合い」なので、良いスコアでも悪いスコアでも今の自分の力がどの程度なのか知る、くらいの軽い気持ちでいろんな試合にトライしてみるのがいいと思います。また試合で一緒にラウンドした人と知り合いになり、地区なら地区、全国なら全国に仲間が出来るので、また再会するのを楽しみに頑張るというのも試合の醍醐味かもしれませんね。
ゴルフ場のメンバーにならなければ出られないものや、ハンデキャップ制限のあるものもありますが、誰でも出られる試合「パブリック選手権」通称「パブ選」というものがあります。競技ゴルフデビューにこの試合に出る人も多く、全国各地で予選が行なわれ、予選は好きなゴルフ場を選べます。
エントリー代も、プレー代も名前のとおりパブリックゴルフ場で行われるので、他の試合に比べて安いと思います。まずは「パブ選」からトライしてみてはいかがでしょうか。
パブリック選手権の公式HPはこちら
いかがでしたか、試合で辛いことや悔しいこともたくさんありましたが、得るものは多いです。試合の楽しさが少しでも伝わればと思います。